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鎌倉を半日で満喫!鎌倉市民おすすめの観光コースを紹介

2020.08.03

鎌倉は半日でも満喫できる!市民おすすめの観光コースを紹介

鎌倉は1日かけて観光する場所と思う方もいるかもしれませんが、お昼から訪問しても、あるコースを回れば鎌倉らしさを十分に味わうことができます。「時間がないから鎌倉にはいけない」と考えてしまってはもったいありません。ここでは、鎌倉市民である私が、半日で鎌倉を満喫できるコースを紹介します。この記事を参考に鎌倉を回れば、気軽かつ濃厚な鎌倉観光になること間違いなしです。ぜひ参考にしてみてください。

半日でも鎌倉を満喫できるコースとスケジュールを紹介

早速ですが、半日でも鎌倉を満喫できるコースとスケジュールを紹介していきます。ちなみに、今回は12時スタートを想定したスケジュールを紹介しますね。

12:00 鎌倉駅西口到着

今回は、鎌倉駅の西口方面の名所を回るコースを紹介するため、駅に着いたらまずは西口に向かいましょう。

12:15 荘厳な鳥居が魅力の「佐助稲荷神社」へ(20分)

まずは、佐助稲荷神社に向かいます。佐助稲荷神社は鎌倉駅から徒歩約15分。鎌倉の隠れ里と言われる地にあり、参道に連なる朱の鳥居と所狭しと置かれている白狐が特徴です。

なお、佐助稲荷神社は、初代鎌倉幕府将軍・源頼朝が建てた神社だと言われています。また、ご祭神が農業や商売の発展を願ってお祀りされる「神様宇迦之御魂命」(うかのみたまのみこと)であることから、商売繁盛のご利益があるとされています。

佐助稲荷神社を訪れた際は、49基もの朱の鳥居にも注目です。鳥居は神域への入り口を示す門身と言われています。青い空、森林の深い緑とのコントラストが視覚的な楽しみを生み出しているのも佐助稲荷神社ならではの魅力です。

さらに、佐助稲荷神社を象徴するもう一つの特徴が「白狐」です。数え切れないほどの「白狐」がいたるところに置かれており、一種の緊張感を演出しています。一説によると、開山良忠上人が子どもに虐められていた子狐を助けたところ、親狐が夢に現れ、人の病を直す薬草の種を授かったことから、一対の白狐を供えて願を掛けるようになったと言われています。白狐は社務所で対(左右1体づつ)大3,000円、中2,000円、小1,500円で奉納でき、佐助稲荷神社の好きな場所に置くことができます。

なお、境内の奥、階段を上ると姿を表す佐助稲荷神社の本殿にお参りすると、身も心も浄化して行く心地がします。無数の白狐が並んでいることも相まって、他のどの場所よりも神聖な雰囲気を感じられる場所です。(※2020年4月現在2019年の台風による倒木によって全壊してしまいましたが、2020年夏ころに再建される見込みのようです。)

こちらの記事では、佐助稲荷神社には見所ついて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

12:50 鎌倉の観光名所!「銭洗弁財天」へ(40分)

続いて、佐助稲荷神社から約10分の場所にある銭洗弁財天(宇賀福神社)に向かいましょう。銭洗弁財天は境内の洞窟に「銭洗水」と呼ばれる霊水が湧いているのが特徴です。銭洗水でお金を洗うというユニークな参拝方法が注目を呼び、連日数多くの観光客で賑わいます。

銭洗弁財天は源頼朝が建てたと言われています。災害が続いていた平安末期当時の鎌倉。巳の年の文治元年(1185)の巳の月、巳の日の巳の刻、源頼朝に宇賀福神から次のような夢のお告げがあったとされています。

「この地に湧き出す水で神仏を供養せよ、そうすれば天下泰平の世が訪れる」

源頼朝はこの言葉を信じ、現在の銭洗弁財天のある場所に社を建て、宇賀福神を祀ったそうです。貧困にあえぐ庶民のために源頼朝が救済を祈願したところ、世の中の混乱が収まったと言われています。

なお、銭洗弁財天奥の洞窟に湧き出る銭洗水で洗ったお金は、有意義なことに使うことで金運アップのご利益をあずかれると信仰されています。

また、銭洗弁財天の魅力はその場所そのものにも隠されています。洞窟を抜けるといくつもの鳥居が現れ、鳥を抜けると、山に囲まれた神聖な空気が漂う境内に辿りつきます。

さらに、境内の右奥に歩を進めると、「下之水神社」「上之水神社」が建っています。共に水神を祀っているとされており、脇には滝と池があるのが特徴です。

下之水神宮は、鳥居の先に小さな橋があります。橋の左側では「一条の滝」と呼ばれる滝が勢いよく池に流れ落ちており、その水の音が参拝者を包み込みます。また、下之水神宮の池では奉納された錦鯉が優雅に泳いでいる姿も見られます。

下之水神宮より少し奥に上之水神社は建っています。山の緑に囲まれた空間は、癒しのひと時をもたらしてくれる、癒しの空間です。

そのほか、七福神社や本殿など銭洗弁天は見所満載。こちらの記事では、銭洗弁財天の見どころや、銭洗弁財天の金運アップのご利益をあずかるための参拝方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

13:50 鎌倉一の甘味処「雲母(きらら)」でしたづつみ(1時間10分)

銭洗弁財天を後にしたら、鎌倉の中でも人気の甘味処「雲母」に向かいましょう。雲母(きらら)にはもっちもちで大きな白玉が入ったぜんざいやあんみつ、みつまめがメニューに並んでおり、平日でも待ち時間が1時間もかかる超人気店です。また、カップルや家族など、老若男女誰でも訪れやすい店の雰囲気や店員さんの心優しい接客も雲母(きらら)の魅力。美味しいスイーツと雰囲気の良い店内で旅の疲れを癒しましょう。

雲母(きらら)ではこのように白玉を使ったスイーツが有名です。インスタグラムでも「かわいい」「美味しい」と話題。鎌倉に来たからには訪問しないと損と言えるほどの名店です。もちろん白玉を使ったスイーツの他にも様々なメニューがあり、どれも絶品です。

雲母(きらら)について詳細を知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

15:15 圧巻の景色!「英勝寺」へ(50分)

次の目的地、英勝寺は雲母(きらら)から徒歩15分ほどの場所にあります。英勝寺は、鎌倉唯一の尼寺として知られており、元は、太田道灌の屋敷跡で、太田康資の娘で徳川家康の側に仕えたお勝の局(後の英勝院)が、1636年(寛永13)に開基したと言われており、住職には代々、徳川水戸家の姫を迎えてきたそうです。

英勝寺には仏殿、鐘楼、祠堂などが現存しており、江戸初期の名建築を現代に残している貴重な寺とも言われています。2013年には仏殿・山門・鐘楼・祠堂・唐門が国の重要文化財に指定され、文化的にも非常に高く評価されています。

また、英勝寺といえば「竹林」です。この竹林には代々徳川水戸家の姫の住まいがあったとされています。観光客の数も少ないため、ゆっくりと鎌倉らしい雰囲気を楽しめます。

さらに、英勝寺を訪れた際は、仏殿も見逃せません。1636年に英勝院によって建立され、1643年に徳川頼房が英勝院の一周忌のために改築をし、現在の姿になったと考えられています。屋根の隅棟や軒先の線に反りがなく、屋根の形を直線のみで建てている珍しい意匠と言われています。また、軒下には十二支の装飾彫刻が施されているのも特徴です。堂内には、徳川家光が寄進した運慶作の本尊・阿弥陀三尊立像が安置されており、窓から、拝観することができます。

そのほか、近世の鎌倉では唯一とされる袴腰鐘楼という珍しい鐘楼や、2013年に国の重要文化財に指定された山門。よく手入れされた花に溢れる美しい庭園など、英勝寺は鎌倉の中でも見所が多いお寺です。ぜひ以下の記事を参考に、ゆっくりと散策してみてください。

16:00 鎌倉五山の1つ「寿福寺へ」(30分)

続いて、英勝寺から5分の場所にある「寿福寺」へ向かいます。寿福寺は知名度が低く、観光客が少ないため、とても落ち着いた雰囲気のお寺。しかも、鎌倉のお寺の上位5つを総称する鎌倉五山にも選ばれている歴史的にも重要なお寺です。

寿福寺は昭和41年に国の指定史跡に指定されました。寿福寺最大の特徴は、外門から山門に至る石畳です。この石畳は桂敷きという技法が使われており、不規則に並べられた中央の石を、規則的に並べられた石で挟んでいるのが特徴。この石畳は鎌倉一美しいとされており、今日まで人々を魅了し続けています。

また、山門も見所の一つ。特別な時期をのぞいて一般公開されない境内にはすばらしい景色が広がっています。


さらに、寿福寺内ではさまざまな植物を見ることができます。梅雨の季節には紫陽花。秋には紅葉を楽しむこともでき、四季を感じられるのも魅力のひとつです。また、墓地が山に囲まれているのも、寿福寺を語る上で欠かせない要素です。なんとも言えない山の迫力と、それとは裏腹な包容力を感じることができます。生きている時代は違えど、時代を超えてかつて源一家がこの地で感じていた魅力を共有できるのは、寿福寺ならではと言えるでしょう。

寿福寺に足を運べば、なぜ鎌倉五山に選ばれたのか、感覚でわかるはずです。こちらの記事も参考に、歴史とともに寿福寺を堪能してみてください。

17:00 鎌倉で創業95年の老舗「峰本 小町通り店」へ(1時間)

鎌倉で創業してから95年を迎える「峰本」は懐石料理・手打ちそば・創作そば膳のお店です。静かな店内でいただく料理はどれも絶品。鎌倉の半日コースの締めくくりとして、美味しい料理をいただきましょう。

峰本「小町通り店」の店内はとても静かな雰囲気なので、旅の疲れを癒したい方には最適。小町通り店は個室が中心のため、他のお客さんを気にせずに食事を楽しむことができます。

このように、個室が用意されているだけでなく、路地風の通路をはじめ古風な雰囲気も峰本の魅力です。店員さんが丁寧な対応で個室まで案内してくれます。

個室はこのように4人で座っても十分な広さ。落ち着いた雰囲気の中で食事や会話を楽しめます。

ちょっとした置物からも風情を感じられることでしょう。料理が運ばれてくる間も、どこか旅の疲れを癒してくれる雰囲気を感じることができます。なお、メニューは、お蕎麦、うどん、おつまみなどさまざま。お酒も楽しめます。こちらの記事では詳しいメニューも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「思い立ったら鎌倉!」半日コースで思い出を作ろう

今回は半日でも鎌倉を楽しめるコースを紹介しました。紹介してきたように、鎌倉は回り方次第でお昼過ぎからでも十分に満喫できます。今回紹介したのは、鎌倉駅西口周辺の観光地でしたが、他にも東口周辺の観光地や、由比ヶ浜、長谷周辺の観光地など、組み合わせ次第で時間がない日でも鎌倉で楽しい時間を過ごすことができます。まずは、この記事を参考に、鎌倉を堪能してみてください。半日で回れる楽しさを知れば、何度でも鎌倉に足を運びたくなるはずです。

記事を書いた人
鎌倉の海・山・街・人が大好きな、鎌倉市在住のフリーライターです。365日中360日以上鎌倉で過ごしています。鎌倉の街をぶらぶら歩きながら、穴場スポットや隠れた名店を探すのが日頃の楽しみです。このサイトで紹介する記事には、実際に鎌倉に住んでいる僕ならではの視点と感覚を盛り込んでいます。鎌倉で過ごす時間をより楽しい時間にしたい方は、ぜひ僕の記事だけでなく、このサイトの記事を読んでみてください。個人でもツイッター・ブログを開設しているので、鎌倉について知りたいことがあれば、ご訪問ください!