あじさいだけじゃない!明月院の楽しみ方

2023.07.24

あじさい寺の名前で全国的にも知られる鎌倉の紫陽花の名所、明月院。
梅雨の時期に美しく咲き乱れる淡い青色の紫陽花は、「明月院ブルー」と呼ばれ、毎年多くの観光客が訪れます。
紫陽花はもちろん見逃せない美しさですが、明月院の魅力はそれだけではありません。

明月院は見どころ満載!

明月院はあじさい寺としてあまりにも有名ですが、その他にも見るべき場所がたくさんあります。
そんな明月院の見どころに迫っていきましょう。

明月院の歴史

明月院は北鎌倉駅からほど近い、鎌倉時代のはじめに建立された臨済宗建長寺派のお寺です。
元々禅興寺という寺の塔頭でしたが、禅興寺は明治初めに廃寺となり、今では明月院のみが残っています。
そもそもの禅興寺は、鎌倉幕府5代執権・北条時頼が建立したもの。そのため明月院の境内には北条時頼の墓所と廟所があります。

明月院の鎌倉石の参道(あじさいの参道)見頃は6月中旬

ブルーが美しい明月院の紫陽花の参道。
その開花時期は、毎年5月下旬~7月上旬とのこと。中でも最も見頃なのは、梅雨の時期6月中旬から下旬にかけてと言われています。
この季節の明月院は、平日でも非常な混雑で、行列が絶えません。
混雑を避けたい方は、閉門直前などに行くのが良いかもしれません。

明月院の紫陽花、実は植えられたのはそれほど古いことではありません。第二次世界大戦後に、物資や人手不足で参道の整備ができず、参道の杭の代わりに紫陽花を植えたものが有名になったのだとか。

明月院 悟りの窓

明月院が美しいのは、紫陽花の時期だけではありません。
紅葉のシーズンもまた際立つ美しさで、観光客で賑わいます。本堂の奥には、有名な円窓「悟りの窓」があり、その向こう側に広がる後庭園の紅葉を見ることができます。
「悟りの窓」は禅や円通の心を表しているそうです。

明月院 後庭園

円窓から広がる後庭園は、実は普段は公開されていません。
6月の花菖蒲の時期、12月の紅葉の時期のみ、拝観が可能となります。チャンスがあればぜひ。

明月院やぐら

鎌倉の中で最も大きいと言われる、明月院のやぐら。
間口7m・奥行き6m・高さ3mの広さです。
やぐらの中には宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、背後の壁画には釈迦如来・多宝如来・十六羅漢が浮き彫りに。

明月院 枯山水庭園

明月院には、枯山水庭園があります。
大きくはありませんが、白砂とツツジの緑が美しい庭園です。
5月の時期には、ツツジが開花しまた違った風景になります。

あじさいだけじゃない明月院の楽しみ方を再発見

明月院は、紫陽花がとても有名なあじさい寺です。
しかしそれ以外にも魅力の詰まったお寺ですよ。
次の鎌倉観光では、あじさい寺としての明月院の魅力以外にも、楽しみ方を見つけてみてくださいね。
大混雑のあじさい寺もぜひ訪れていただきたいですが、ゆったりと楽しめる時期の明月院もぜひ♪

寺院名明月院
住所〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内189
アクセスJR北鎌倉駅より徒歩10分
電話番号0467-24-3437
拝観料高校生以上:500円
小中学生:300円
障害者:無料(要障害者手帳)*付添1名無料
【本堂後庭園公開】拝観料と改めて500円
参拝時間9:00~16:00(最終受付16:00、閉門16:30)
記事を書いた人
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