あじさいだけじゃない!明月院の楽しみ方

2024.06.05

あじさい寺の名前で全国的にも知られる鎌倉の紫陽花の名所、明月院。
梅雨の時期に美しく咲き乱れる淡い青色の紫陽花は、「明月院ブルー」と呼ばれ、毎年多くの観光客が訪れます。
紫陽花はもちろん見逃せない美しさですが、明月院の魅力はそれだけではありません。

明月院は見どころ満載!

明月院はあじさい寺としてあまりにも有名ですが、その他にも見るべき場所がたくさんあります。
そんな明月院の見どころに迫っていきましょう。

明月院の歴史

明月院は北鎌倉駅からほど近い、鎌倉時代のはじめに建立された臨済宗建長寺派のお寺です。
元々禅興寺という寺の塔頭でしたが、禅興寺は明治初めに廃寺となり、今では明月院のみが残っています。
そもそもの禅興寺は、鎌倉幕府5代執権・北条時頼が建立したもの。そのため明月院の境内には北条時頼の墓所と廟所があります。

明月院の鎌倉石の参道(あじさいの参道)見頃は6月中旬

ブルーが美しい明月院の紫陽花の参道。
その開花時期は、毎年5月下旬~7月上旬とのこと。中でも最も見頃なのは、梅雨の時期6月中旬から下旬にかけてと言われています。
この季節の明月院は、平日でも非常な混雑で、行列が絶えません。
混雑を避けたい方は、閉門直前などに行くのが良いかもしれません。

明月院の紫陽花、実は植えられたのはそれほど古いことではありません。第二次世界大戦後に、物資や人手不足で参道の整備ができず、参道の杭の代わりに紫陽花を植えたものが有名になったのだとか。

明月院 悟りの窓

明月院が美しいのは、紫陽花の時期だけではありません。
紅葉のシーズンもまた際立つ美しさで、観光客で賑わいます。本堂の奥には、有名な円窓「悟りの窓」があり、その向こう側に広がる後庭園の紅葉を見ることができます。
「悟りの窓」は禅や円通の心を表しているそうです。

明月院 後庭園

円窓から広がる後庭園は、実は普段は公開されていません。
6月の花菖蒲の時期、12月の紅葉の時期のみ、拝観が可能となります。チャンスがあればぜひ。

明月院やぐら

鎌倉の中で最も大きいと言われる、明月院のやぐら。
間口7m・奥行き6m・高さ3mの広さです。
やぐらの中には宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、背後の壁画には釈迦如来・多宝如来・十六羅漢が浮き彫りに。

明月院 枯山水庭園

明月院には、枯山水庭園があります。
大きくはありませんが、白砂とツツジの緑が美しい庭園です。
5月の時期には、ツツジが開花しまた違った風景になります。

あじさいだけじゃない明月院の楽しみ方を再発見

明月院は、紫陽花がとても有名なあじさい寺です。
しかしそれ以外にも魅力の詰まったお寺ですよ。
次の鎌倉観光では、あじさい寺としての明月院の魅力以外にも、楽しみ方を見つけてみてくださいね。
大混雑のあじさい寺もぜひ訪れていただきたいですが、ゆったりと楽しめる時期の明月院もぜひ♪

寺院名明月院
住所〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内189
アクセスJR北鎌倉駅より徒歩10分
電話番号0467-24-3437
拝観料高校生以上:500円
小中学生:300円
障害者:無料(要障害者手帳)*付添1名無料
【本堂後庭園公開】拝観料と改めて500円
参拝時間9:00~16:00(最終受付16:00、閉門16:30)
記事を書いた人
『Buzz Trip Kamakura』は「鎌倉の楽しさや美しさを、日本はもちろん、世界の人々に広めたい」をコンセプトとした鎌倉の情報サイトです。鎌倉のWebコンサルティング会社 株式会社BEEPが運営しています。 国内外からの観光客の方々はもちろんのこと、鎌倉を訪れる全ての人たちに、鎌倉で過ごす時間や体験をより一層素晴らしいものにしていただくお手伝いを目的とし、鎌倉のファンになっていただければと考えています。 株式会社BEEPについては、こちら