「竹寺」として親しまれる、鎌倉を代表する人気観光スポット「報国寺」。誰もが「竹林」と言えば思い起こすお寺です。
約2000本の孟宗竹が織りなす美しい緑の竹林は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも三つ星を獲得し、外国人のツーリストでも賑わっています。
この記事では、魅力たっぷりの報国寺についてお伝えしていきます。
報国寺とは?

清々しく凛として天に伸びる竹に囲まれた竹林で、過ごす時間。その幻想的な美しさに目を奪われます。
よく晴れた日の木漏れ日にも、霧雨の日の色濃い緑にも、心奪われる風景です。
報国寺の歴史から、報国寺の魅力について見ていきましょう。
報国寺の歴史

報国寺は1334年に、天岸慧広(仏乗禅師)によって開山されたと言われています。
室町時代には足利、上杉両氏の菩提寺として栄えました。
仏乗禅師が休耕庵を建て、修行した御堂跡が今の竹林と言われています。
報国寺の竹林

報国寺の山門をくぐり境内へ入ると、まず目の前に広がるのは美しく整えられた庭園です。そのまままっすぐに進み本堂へ。
まずはお参りをすませて、脇の竹林への入り口にて拝観料を払って進んで行きます。
竹林の中には、「休耕庵」というお茶席があるので、そちらでお抹茶をいただきたい場合は、入り口で拝観料(200円)と抹茶券(500円)を購入します。

入り口を抜けるとそこは一面の美しい竹林。
約2000本の孟宗竹が天空にまっすぐ伸びて静寂が広がります。季節や天候によって、表情を変えながらその美しさを楽しむことができます。
休耕庵
竹林の奥に見えてくるのは、休耕庵。報国寺のお茶席です。
水の落ちる天岸の岩を眺められる見晴らしのいい席で、鳥のさえずりを聴きながら、お抹茶をいただくことができます。
お昼にはすっかり混雑してくるので、できれば午前中に訪れるのが良いでしょう。
毎週日曜日は座禅会

報国寺では毎週日曜午前7時半より、迦葉堂(かしょうどう)にて一般の方も参加できる「日曜坐禅会」が行われています。
「厳しい座禅会なので、ある程度覚悟を持ってきてください」と、ホームページにも書いてあるように、体験気分ではなく、しっかりと座禅に取り組みたい方にオススメです。英語での座禅通訳はないので、ご注意ください。
新緑もあじさいも紅葉も楽しめる竹寺
鎌倉でも人気の観光スポットである報国寺。
美しい竹林で有名ですが、他にも魅力満載のお寺です。
心奪われる竹林と共に、座禅会やお茶なども楽しみながら、ゆったりとした鎌倉時間を堪能してみてください。
寺院名 | 報国寺 |
住所 | 〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目7-4 |
電話番号 | 0467-22-0762 |
参拝時間 | 9:00~16:00(定休日12月29日~1月3日) |
URL | http://www.houkokuji.or.jp/ |