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「御霊神社」は鎌倉で江ノ電と紫陽花が両方楽しめる穴場スポット

2020.06.11

江ノ電と紫陽花が両方楽しめる「御霊神社」

紫陽花が咲く季節になると、江ノ電と紫陽花のコラボが実現する「御霊神社」。鎌倉で紫陽花を楽しめる穴場スポットとして、一部の市民・観光客にのみ知られている観光地です。紫陽花のピークの時期になると、綺麗な紫陽花とその横を通過する江ノ電の貴重なコラボ写真を撮ることができます。鎌倉名物江ノ電とかわいい紫陽花を一緒に撮影できるのは、「御霊神社」ならでは。この記事では、そんな御霊神社の見どころや、御霊神社に咲く紫陽花を紹介します。

御霊神社は、紫陽花の穴場スポット!境内に咲く紫陽花と撮影スポットを紹介

6月の初〜中旬になると、鎌倉にはいたるところで紫陽花が咲き始めます。有名なスポットして長谷寺や明月院が知られていますが、御霊神社も紫陽花が見れる神社のひとつ。境内には、いたるところに紫陽花が咲いており、御霊神社をより魅力的に彩っています。



なかでも、江ノ電と紫陽花のコラボは必見!

御霊神社といえば、目の前を鎌倉名物「江ノ電」が通ることで有名ですが、紫陽花の季節になると、江ノ電と紫陽花のコラボ写真が話題になります。なお、江ノ電は約10〜15分に1本通り過ぎ、江ノ電の車体の違いや撮る角度によっても、写真の雰囲気が変わります。ぜひ、江ノ電が通り過ぎるその瞬間を見逃さずにシャッターを切ってみてください。

御霊神社の歴史・見どころを紹介

御霊神社は平安後期に関東平氏五家の始祖を祀るために建立された神社です。当時、左目を矢に射られながらも活躍した鎌倉権五郎景政が祀られており、眼病平癒が御利益であるとされています。当時は梶原・村岡・長尾・大庭氏の霊が祀られていたとも伝えられていますが、現在は他の神様が合祀される形で鎌倉の地を見守ってくれています。

そこで、ここからは紫陽花以外の御霊神社の見どころも見ていきましょう。参考にしていただければ、より御霊神社のありがたみ・歴史的価値がわかるはずです。

御霊神社の見どころ①夫婦銀杏

御霊神社には、樹齢約400年の銀杏の木が立っています。これは夫婦銀杏と呼ばれており、向かって左がオス・右がメスとされています。二つの銀杏の木が毎年揃って、銀杏の実を作ることから、夫婦円満・家内安全・子宝安産のシンボルとして、知られています。

御霊神社の見どころ②袂石(たもといし)・手玉石

御霊神社の御祭神である鎌倉権五郎景政が手玉にとって袂に入れたとされる石です。向かって右の袂石は60kg、左の手玉石は105kgあると言われています。

御霊神社の見どころ③祖霊社

日清・日露・第二次世界大戦での、坂ノ下地区の戦没者の英霊23柱を祀っています。なお、毎年8月15日には戦没者慰霊祭りが行われます。

御霊神社の見どころ④景正公 弓立の松

御霊神社の御祭神である鎌倉権五郎景が領地をみまわる際に、弓を立てかけたとされる松の古木です。

御霊神社の見どころ⑤第六天社

古事記において、神世七代の第6代の神とされ、防塞の守護の神とも言われる面足尊(おもだるのみこと)と訶志古泥神(かしこねのかみ)を祀る社です。


御霊神社の見どころ⑥庚申塔

庚申信仰は、江戸時代に中国から庶民の間に伝わったとされています。人間の体の中には「さんし」と呼ばれる虫がおり、庚申の日の夜に、体を抜け出し悪事を神に伝えるというものです。鎌倉の坂ノ下でも、昭和30年代まで庚申信仰を重んじていたとされており、庚申の日の夜は、眠らずに飲食談笑して過ごしたと言われています。庚申塔は12基あり、なかには鎌倉市指定の民俗文化財も含まれています。

御霊神社の見どころ⑦石上神社

かつて御霊神社の前の浜に、巨大な石があり、多くの船が座礁し多くの命が奪われたと言われています。これを海神の怒りと考えた村人が石を引き上げ、その上部を祀って、石上神社と称したそうです。この神社は、海上安全・豊漁の守護神として今も篤く信仰されています。

御霊神社の見どころ⑧金刀比羅社

海上安全の守護神である、讃岐の金刀比羅宮の分霊を祀っている社です。農業・商業の神としても信仰を集めてます。

御霊神社の見どころ⑨地神社

生産を司る、大地主神を祀る社です。半農半漁で栄えた坂ノ下地区の農業の守護神・開墾・開拓の守護神でもあります。


御霊神社の見どころ⑩御嶽社

長野県の御嶽神社の主神3神、天下造化の霊神「国常立尊(くにのとこたちのみこと)」、日本の国土統治に力を尽くした「大穴牟遅神(おおあなむちのかみ)」国土経営の神「少名毘古那神(すくなひこなのかみ)」を祀っています。

御霊神社の見どころ⑪御神木 たぶの木

御霊神社にたくましくそびえ立っているご神木です。樹齢はなんと約400年。鎌倉市の天然記念物に指定されています。


御霊神社の見どころ⑫秋葉神社

火防の神「火乃迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)」を祀っています。明治22年、2月25日に坂ノ下で起きた大火事以降、静岡県の秋葉神社より、火防鎮護の神の御霊を勧請し、建立されました。それ以降毎年欠かさずに火防を祈願することとなり、以来坂ノ下地区には大火事がなく、今日に至っています。

御霊神社の見どころ⑬稲荷社

稲の生産を神護する「宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)」を祀っています。今日では、農工漁業・商売繁盛・学業成就・病気平穏と広がっており、御霊神社の稲荷社は、京都の伏見稲荷神社より歓請されたものです。

御霊神社で行われる行事

毎年9月18日になると、御霊神社では例大祭の一部として面掛行列が行われます。これは一種の仮装行列で、サルタヒコ神を表す天狗面を付けた人を先頭に、鬼や異形・ひょっとこ・おかめ・福禄寿などが続くのが特徴。有料(100円)で見学可能です。

なお、おかめは妊婦の格好をしており、お腹を撫でると安産のご利益があると言われています。行列は神社近辺を練り歩いた後に、境内でお神楽を舞い、五穀豊穣などを祈ります。

御霊神社へのアクセス。江ノ電「長谷」駅から徒歩5分

御霊神社へは、江ノ電の長谷駅から徒歩5分です。観光地として知られてきてはいますが、迷う場合もあるかもしれません。「鎌倉権五郎神社」の看板を目印に、たどれば、無事辿り着くことができるはずです。

紫陽花の穴場スポット「御霊神社」で、鎌倉を堪能しよう。

ご紹介したように、御霊神社は鎌倉名物の「江ノ電」と「紫陽花」を同時におさめられる場所でありながら、今日の鎌倉の農業・漁業・生活そのものを見守り続けてくれている大事な神社です。そんな素晴らしい場所でありながら、観光地としても、紫陽花スポットしても穴場なので、「静かに鎌倉を満喫したい」「じっくりと観光をしたい」という方はぜひ足を運んでみてください。

御霊神社
〒248-0021 神奈川県鎌倉市4 鎌倉市坂ノ下4−9
拝観料 無料
駐車場 無し
トイレ なし

記事を書いた人
鎌倉の海・山・街・人が大好きな、鎌倉市在住のフリーライターです。365日中360日以上鎌倉で過ごしています。鎌倉の街をぶらぶら歩きながら、穴場スポットや隠れた名店を探すのが日頃の楽しみです。このサイトで紹介する記事には、実際に鎌倉に住んでいる僕ならではの視点と感覚を盛り込んでいます。鎌倉で過ごす時間をより楽しい時間にしたい方は、ぜひ僕の記事だけでなく、このサイトの記事を読んでみてください。個人でもツイッター・ブログを開設しているので、鎌倉について知りたいことがあれば、ご訪問ください!