長谷駅下車徒歩3分の位置にある御霊神社。江ノ電の線路のすぐ近くに鳥居があるユニークな神社で、あじさいや権五郎力餅のほか、鎌倉権五郎の伝説や、それにあやかって目の神様として信仰されていることでも有名です。
今回は梅雨の時期にだけ見られる、鎌倉らしいあじさいの景色をご紹介します。
平安後期創建の通称・権五郎神社
地元では「権五郎神社」「権五郎さま」などと呼ばれて親しまれている御霊神社。江戸時代から300年以上続く力餅屋が権五郎にちなんで作った権五郎力餅でも有名です。
創建年代は平安後期と推定される御霊神社。もとは坂東平氏鎌倉党の五家である鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の5氏の霊を祀った神社であったとされ、五霊から転じて御霊神社と通称されるようになったといわれています。
後に、武勇が名高い平安武士・鎌倉権五郎景政の一柱のみに祭神は集約され、祭神の名から権五郎神社と呼ばれ、地元では権五郎さまと親しまれています。
鎌倉ならではのあじさいを楽しめる
御霊神社では、鎌倉のシンボルである江ノ電とあじさいのコラボレーションや、自然豊かな土地ならではの圧巻のあじさいの景色など、鎌倉だからこそ楽しめるあじさいの景色が多く見られます。
江ノ電とあじさいのコラボレーション
極楽寺方面のトンネルを抜けて出てくる江ノ電と、そのすれすれに咲くいくつものあじさいは、梅雨の鎌倉でしか見ることのできないフォトジェニックなスポットです。
この景色を求めて、多くのカメラマンが訪れます。
社殿裏の紫陽花小園
御霊神社の社殿裏は山になっており、その山肌に咲くあじさいも見どころのひとつ。背が高く、のびのびと咲いており、迫力があるので見ごたえも抜群です。白、紫、青など色もそれぞれで、梅雨らしい曇った日ももちろんのこと、晴れた日には花と新緑の鮮やかさがまぶしいほど。
石塔群や社殿とのコラボレーションも美しい景色のひとつです。
あじさいシーズン限定の御朱印やお守りも要チェック
梅雨を彩る美しいあじさいが楽しめる御霊神社では、季節限定であじさいのスタンプが押された色鮮やかな御朱印をいただくことができます。また、御朱印帳やお守りにも、あじさいの姿があるものを限定で取り扱っているので、要チェックです。
雨の多い梅雨の時期は、お出かけが億劫になってしまいがちですが、この季節ならではの景色を見に御霊神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、現在境内は撮影禁止となっているので注意しましょう。
スポット名 | 御霊神社 |
住所 | 神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9 |
電話番号 | 0467-22-3251 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
URL | https://www.kanagawa-jinja.or.jp/search_dtl.php4?jid=398&cd=1205011&scd=&npg=0 |