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「MOKICHI KAMAKURA」でハーブと蔵元の発酵食材を味わう

2023.07.28

鎌倉といえば、古都の歴史や文化を感じられる観光地として有名ですが、実はグルメスポットとしても魅力的な街です。鎌倉野菜や新鮮な魚介類、地元のお酒など、地域の食材を活かした料理が楽しめるお店がたくさんあります。
今回は、そんな鎌倉のグルメスポットの中から、長谷にある隠れ家的なイタリアンレストラン「MOKICHI KAMAKURA」をご紹介します。

歴史とモダンが融合した隠れ家レストラン

「MOKICHI KAMAKURA」は、鎌倉の長谷駅から徒歩12分の場所にある隠れ家的なイタリアンのお店です。
熊澤酒造直営のレストランのひとつで、茅ヶ崎にはピザなどを味わえる「MOKICHI TRATTORIA」や「MOKICHI FOODS GARDEN」があり、「MOKICHI KAMAKURA」では、発酵食材とハーブを使った創作料理が楽しめます。鎌倉市民に大仏坂体育館として親しまれていた「旧神奈川県鎌倉加圧ポンプ所」の建造物を改修して、2022年12月にオープンしました。
「旧神奈川県鎌倉加圧ポンプ所」は、1936年に建造された歴史的建造物で、鎌倉市の景観重要建築物等に指定されています。外観は当時のままに保存されていますが、内装はモダンで洗練された空間に生まれ変わりました。

店内は高い天井と頑健な梁、柱がポンプ所の姿をしのばせるメインダイニングと、奥の半地下にあるキッズコーナーがあるファミリー向けの部屋、2階には大きなテーブルのグループ席があり、用途に合わせてゆっくりと食事を楽しめます。
メインダイニングでは、オープンキッチンで料理を作るシェフの動きを眺めることができます。どの席も、北欧風のペンダントライトや木製の家具などモダンなインテリアが見事にマッチしています。

歴史的建造物で食べるイノベーティブ・フュージョン料理

「MOKICHI KAMAKURA」の料理の魅力は、地元産の食材と発酵食材の組み合わせにあります。
鎌倉や湘南の農家や漁師と直接契約して、新鮮で安全な野菜や魚介類を仕入れています。また、敷地内にあるハーブガーデンでは、季節に応じて様々なハーブを栽培しており、料理にも使われています。これらの食材は、鎌倉の自然や風土を感じさせるもので、お客様に地域の味を提供してくれるのも魅力の一つ。

また、熊澤酒造という日本酒蔵元が経営しているお店のため、日本酒やビールだけでなく、酒粕や麹などの発酵食材も自家製のものを使用。これらの発酵食材は、料理に深みやコクを与えるだけでなく、健康や美容にも良いとされています。
また発酵食材は、イタリアンやフレンチなどの洋風料理とも相性が良く、創作性豊かなメニューを生み出しているのです。

地元産の食材と発酵食材を組み合わせることで、「ハーブ×蔵元発酵食材を駆使したイノベーティブ・フュージョン料理」という独自のスタイルを確立しています。これは「MOKICHI KAMAKURA」のこだわりであり、料理の魅力でもあります。

ハーブと蔵元の発酵食材が織りなす美味しさに感動

「MOKICHI KAMAKURA」のアラカルトメニューでは、「農園プレート」や「石窯焼きピッツァ」や「カルパッチョ」など定番のイタリアン料理から、「藤沢生豚 ~生ハム&果物~」や「本日のお肉湘南ビール煮込み」などオリジナル料理まで幅広く揃っています。
今回は、数ある料理の中から「農園プレート」「藤沢生豚 ~生ハム&果物~」「本日のカルパッチョ」についてご紹介。

「農園プレート」は、色とりどりの野菜が絵画のように散りばめられた一皿で、季節や仕入れ状況によって内容が変わります。
野菜は、店主が自ら育てた無農薬野菜や地元の農家から仕入れた新鮮な野菜を使用。ドレッシングはオリーブオイルやバルサミコ酢などシンプルなものから、カレーやチーズなど変わり種まで豊富に用意されています。自家製パンは毎日焼き上げられるもちもちとした食感が特徴で、チーズやハムと一緒に楽しめます。

「藤沢生豚 ~生ハム&果物~」は、藤沢産の豚肉を塩漬けにして熟成させた生ハムと果物の絶妙な組み合わせです。
生ハムは塩分が控えめで柔らかくジューシーな食感が特徴で、果物と一緒に食べると甘みが引き立ちます。果物は季節によって変わりますが、いつも新鮮で甘くて美味しい果物を使用しています。

「本日のカルパッチョ」は、新鮮な魚介類をスライスしてオリーブオイルやレモンで味付けしたさっぱりとした一品。魚介類はマグロやサーモン、エビやイカなど日替わりで提供されます。
パルミジャーノチーズやルッコラがアクセントになっていて、オリーブオイルやレモンの爽やかな風味が魚介類の旨みを引き出します。

ドリンクメニューでは、「湘南ビール」や「天青」といった熊澤酒造自慢の日本酒やクラフトビールを中心に、「クラフトジン」や「オリジナルカクテル」、「ハーブティー」なども用意されています。「湘南ビール」は11種類と豊富なラインナップ。「オリジナルカクテル」は敷地内で収穫したハーブを使用しています。

「MOKICHI KAMAKURA」で味わう鎌倉の新しい魅力

鎌倉の歴史的建造物を改修したレストランで、ハーブと蔵元の発酵食材を使ったイノベーティブ・フュージョン料理が楽しむことができる「MOKICHI KAMAKURA」。
店内は木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気で、様々なシーンに合わせて選べます。長谷寺や大仏などの観光スポットに近いので、散策の途中に休憩がてら立ち寄るのも良さそう。ただ、ランチタイムやディナータイムは混雑することもあるので、事前の予約がおすすめです。
鎌倉の歴史と文化、そしてグルメを満喫できる「MOKICHI KAMAKURA」へ、ぜひ一度足を運んでみては?

スポット名MOKICHI KAMAKURA
住所〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷4丁目6-12
電話番号0467-33-4614
営業時間ランチ:11:30~15:30(LO14:30)
ディナー:17:30~22:00(LO21:00)
URLhttps://www.kumazawa.jp/mokichi/kamakura/
記事を書いた人
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