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【鎌倉殿の13人】ゆかりの地
荏柄天神社の歴史と見どころをご紹介!

2022.05.13

梅の名所、荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)。
境内には鎌倉で最も早く咲く寒紅梅を始め、100本以上の梅の木が植えられています。
鶴岡八幡宮境内から東の鳥居をくぐり抜け、鎌倉宮方面へ住宅街を歩くこと約10分。
鎌倉でも有名な、由緒ある神社の一つです。

荏柄天神社の歴史とは?

1104年(長治元年)に建立された荏柄天神社は、学問の神様である菅原道真公を祀り、京都の北野天満宮・福岡の太宰府天満宮とともに日本三大天神の一つとされています。

ある日鎌倉に突然雷雨が襲い、天から菅原道真の天神画像が降臨してきたので、里人らが社殿を建ててその画像を納めたという縁起が伝えられています。
その後源頼朝が鎌倉幕府を開くと、幕府の鬼門(北東)の守り神として定め、改めて社殿を造立し崇敬していたそうです。

荏柄天神社の見どころをご紹介!

歴史ある荏柄天神社。
訪れた際にぜひ見ていただきたい見所をご紹介していきます。

拝殿

荘厳な松の木の間を通り、階段を登って境内に入ると、鮮やかな朱塗りの拝殿が目に飛び込んできます。
左右それぞれに白と紅の花を咲かせる梅の木に見守られているこの拝殿は、国の重要文化財に指定されています。
扉には梅の花の飾り彫りが施され、お賽銭箱などいたるところにも梅の花が描かれています。

大銀杏

拝殿向かって右側に、非常に見応えのある銀杏の木があります。
菅原道真の天神画像を祀った際に植えたもので、樹齢は神社と同じく約900年と言われています。
見上げるほどの高さは約25メートル、胴回りは10メートルほどで、鎌倉一巨大な御神木です。

「かっぱ筆塚」と「絵筆塚」

拝殿向かって左横には、「かっぱ筆塚」と「絵筆塚」があります。

「かっぱ筆塚」には、漫画家の故・清水崑先生が愛用していた絵筆が納められています。
清水先生は、かっぱを描き続けたことで有名な漫画家です。
1953年より週刊朝日で「かっぱ天国」を連載。1955年からも長きにわたり、黄桜酒造(2006年10月より「黄桜」に社名変更)のかっぱキャラクターの生みの親でもあります。

そしてこの奥にある「絵筆塚」は漫画好きの方必見です!

「かっぱ筆塚」を建てた清水先生の遺志を継いだ故・横山隆一先生(鎌倉在住。1936年から朝日新聞連載4コマ漫画「フクちゃん」の作者)らが、1989年(平成元年)に建立したものです。
筆の形をしているだけではありません。
横山先生をはじめ、漫画家154名がそれぞれのキャラクターをかっぱで表現したレリーフが飾られています。
なかには鉄腕アトムやドラえもんもあるので、ぜひ探してみて下さい。
毎年10月第1ないし第2日曜日には、清水先生を偲び、筆塚の前で筆のお焚き上げを行う特殊な祭事が執り行われます。

熊野権現社

そして最後に。手水舎の後ろにある鳥居の奥へもぜひ足を伸ばしてみてください。
熊野権神社という境内社があるのですが、この一番奥の洞穴は「やぐら」と呼ばれる当時のお墓です。
(荏柄天神社ではお墓ではなく、合祀した熊野権神社としています。)

「やぐら」とは、鎌倉時代中期以降から室町時代前半にかけて作られた横穴式の納骨窟または供養堂です。
平地の少ない鎌倉では、平地面積を削らずにできた唯一のお墓でした。
洞穴内は立入禁止ですが、中に小さな石の祠(ほこら)が見えます。

荏柄天神社で歴史の息吹を感じてみては?

今年の1月から大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。
源頼朝のあとを継いだ主人公の北条義時をはじめ、鎌倉殿を支える13人の重臣たちゆかりの場所に注目が集まっています。
荏柄天神社の梅を眺めながら、800年以上前の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。

荏柄天神社

住所〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂74
アクセス・JR鎌倉駅より京急バス5番乗り場
 「鎌倉20 大塔宮」行 「天神前」バス停下車3分。
・鶴岡八幡宮より徒歩10分。
TEL/FAX0467-25-1772/0467-25-1798
参拝時間午前8:30~午後4:30
URLhttp://www.tenjinsha.com/
記事を書いた人
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