鎌倉の観光名所と言えばココと言っても過言ではない鎌倉大仏。鎌倉大仏を本尊としているのが、長谷にある高徳院です。高徳院を訪れると、まずは鎌倉大仏の大きさと迫力に圧倒されますが、春には最も鎌倉らしいと言える桜風景を目にすることができるのでおすすめ。
そんな高徳院の桜シーズンの魅力とは?
鎌倉大仏の美しさと存在感に圧倒される
鎌倉の観光名所が多くあり、観光客で賑わうことの多い長谷エリア。
その中でも、鎌倉観光と言えば鎌倉大仏、というイメージを持つ方も多いのでは?鎌倉大仏を本尊としているのが、浄土宗の仏教寺院である高徳院です。
高徳院は、法然上人を開祖としてできた寺院。法然上人は、西方極楽浄土の教主である阿弥陀如来に帰依し、「南無阿弥陀仏(阿弥陀仏に帰依します)」と称えれば、臨終に際しては極楽浄土に迎えてもらえると説いた方です。
高徳院のご本尊である鎌倉大仏は、高さ約11.3m、重量約121tということで、見上げると圧倒される大きさ。正しくは国宝銅造阿弥陀如来坐像と言います。『吾妻鏡』によれば造立の開始は1252年(建長4年)ですが、原型作者などは特定されていません。仏像としては、鎌倉で唯一国宝に指定されています。
鎌倉大仏は、その美しさでも有名。きれいな顔立ちもそうですが、つくられた当初は全てにきんが施されていたと考えられています。
見ていると、あまりに美しく堂々とした雰囲気に吸い込まれるような魅力のある大仏です。
高徳院の桜の見頃
高徳院には、鎌倉大仏とのコラボレーション写真が撮れる場所に立派なソメイヨシノがあるほか、境内のあちらこちらにソメイヨシノが花を咲かせます。
例年ですと、3月末頃から4月上旬が桜の見頃となります。
美しい鎌倉大仏と桜のコラボレーションに心を満たされる
高徳院では、境内にちらほらとソメイヨシノが彩りを加えてくれます。鎌倉大仏の圧倒される雰囲気に心を奪われがちですが、共に見る桜の花が心を穏やかにしてくれるのが魅力。
自分のお気に入りスポットを見つけてみてください。
桜と鎌倉大仏の共演は見逃せない
大仏を少し離れた場所から見上げると、右側に立派なソメイヨシノの木があるので、そのコラボレーションを眺めたり、写真におさめる方が多くいます。様々な角度から見てみたくなる圧巻のコラボレーション風景。
美しく咲き誇る桜と鎌倉大仏の堂々とした姿。一瞬で目を奪われる光景です。しばらく眺めていたくなるような心癒される光景でもあります。
いろいろな場所に載ることのある眺めではありますが、実際に訪れて自分の目で見て感動体験を味わってください。
観月堂と桜の趣ある風景
高徳院の大仏と桜のコラボレーションはとても有名ですが、それ以外にも見どころがあります。趣のある観月堂と桜の相性もしっくりきて相性抜群。
観月堂は、鎌倉大仏の回廊の裏手にひっそりと佇んでいます。1924年(大正13年)に、山一証券の創業者である杉野精氏によって寄贈されました。元々は、朝鮮王宮内に建築されたと伝えられる建物です。
趣ある建物にソメイヨシノの花が降り注ぐように咲いて、美しさが引き立っています。
鎌倉大仏裏手にある桜に癒される
観月堂の向いあたりにある桜も境内を美しく彩っています。
ふと見上げた時に、薄ピンクのソメイヨシノが目に入ると癒されます。人の多い長谷エリア、そして高徳院ですが、周りの緑に引き立てられて美しさを放っている桜を見ると、一瞬で癒し効果がある景色です。鎌倉大仏の表側は、特に人が集まっていますが、裏手側は少し人も少なく静かに桜鑑賞できるのも魅力の一つ。
出口付近の桜に心を満たされる
拝観受付の裏にもソメイヨシノが咲き乱れます。大きく広がるように咲く桜の姿はなんとも豪華に感じられます。この先がすぐ出口になっているのですが、最後にこの場所に咲き誇る桜を見ることができれば、しっかりと心が満たされそう。訪問者の頭上に覆いかぶさるように、美しい姿で見送ってくれています。
境内のお気に入り桜スポットを見つけたい
高徳院の境内には、あちらこちらにソメイヨシノが。木々がまとまった桜並木などはありませんが、鎌倉大仏と桜の組み合わせの他にも、趣ある建物との桜風景など、他の見どころも見つけることができます。
桜の木の近くに腰掛ける場所があるのも嬉しいところ。ゆったりと桜の花々を見上げて鑑賞することができるので、少し腰かけてほっと一息つくのもおすすめです。何カ所かこのような場所があるので、桜の華やかな雰囲気に浸って、自分だけのお気に入りスポットを見つけるのも楽しいかもしれません。
高徳院の桜シーズンは鎌倉大仏だけじゃもったいない
鎌倉は観光名所も多く、濃密スケジュールになりがちですが、時にはゆるりとお花見をしてみるのもいいのではないでしょうか。高徳院も、大人気の鎌倉大仏があるので混雑することも多いですが、境内各所にある桜スポット近くでゆったりすることもできます。
鎌倉大仏と桜のコラボレーションだけでなく、高徳院の春の魅力ある風景をたくさん見つけてみてください。
スポット名 | 高徳院(鎌倉大仏) |
住所 | 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷4丁目2-28 |
アクセス | 江ノ電長谷駅から徒歩8分 |
開門時間 | 4月〜9月:8:00〜17:30 10月〜3月:8:00〜17:00 ※入場は閉門15分前まで |
拝観料 | 大人(中・高校生以上):300円、小学生:150円 |
URL | https://www.kotoku-in.jp |