博物館・美術館

北鎌倉古民家ミュージアムで春のアートを楽しむ

2023.07.21

古都の雰囲気が色濃く残る北鎌倉エリアにある北鎌倉古民家ミュージアム。季節ごとに行われる展示や、梅雨のシーズンに見られる美しいあじさいの花など魅力の詰まったミュージアムです。
多くの花々で鎌倉が彩られる春には、『鎌倉花のアート展』が行われています。アート展の魅力や楽しみ方をご紹介。

こだわりの古民家でできたミュージアムでゆったりと展示を堪能

JR北鎌倉駅から徒歩2分という場所にある北鎌倉古民家ミュージアム。その名の通り、古民家で造られた建物でできたミュージアムです。古都鎌倉のイメージがしっかりと残っている北鎌倉エリアにしっくりと馴染む、その趣が魅力のスポットでもあります。
使われた古民家は計3棟で、福井県や横浜など異なる場所から移築され再生されました。古民家の収集から合わせて10年以上費やされたこだわりのミュージアム。

梅雨の時期には、あじさいの小径で100種類以上のあじさいを見ることができます。
展示の内容は定期的に変わりますが、どれも和を感じられるような内容が多いのが特徴。どの展示も、眺めているだけで穏やかな気持ちになれるものばかりです。

心を落ち着かせてくれる3つのコラボアート展

北鎌倉古民家ミュージアムで行われている『鎌倉花のアート展』で見られるのは、花にまつわる3つのアート作品のコラボレーション。
詩画作家・星野富弘さんの花を描いた詩画、イラストレーター・みなみななみさんの優しいタッチのイラスト、繊細に花を表現する樹脂粘土の作品が訪れる人々の目を惹きます。
それぞれの魅力をご紹介します。

柔らかな印象の詩画に魅了される

詩画作家である星野富弘さんの作品は、どれも優しく語りかけるような印象の詩と、柔らかなタッチの画に引き込まれ、立ち止まって見ずにはいられないようなものばかり。
心に刺さる言葉と共に、美しく可愛らしい花々が描かれています。

実は星野富弘さんは事故で手足の自由を失っており、詩画は口にくわえた筆で書いています。
この事実も含めて改めて見ると、その素晴らしさに心を奪われます。海外も含めた全国で「花の詩画展」を開催している星野さんの魅力的な作品は見逃せません。

可愛らしいイラストに癒される

イラストレーターのみなみななみさんの作品は、とても可愛らしくて癒し効果抜群。イラストや漫画、聖書の言葉をモチーフにした散文詩などの絵と言葉で綴る作品を多くつくっている方です。
みなみさんの絵は愛らしさがあり、色合いは柔らかく明るい色が使われています。文章も前向きなものばかりで、見ていると元気がもらえそう。
背中をポンと押してくれる、明日の活力になるような作品に出会えること間違いなし。

繊細な美しさに目を奪われる

鎌倉花のアート展では、星野富弘さんが描く野の花を細部まで表現した樹脂粘土の作品を、野の花・野草アート協会の方が披露しています。その細かさに、思わず本物の花と見間違えてしまいそう。その正確な表現力に感服してしまいます。
日にちは限られていますが、樹脂粘土アート体験教室も開かれますので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?その魅力に引き込まれてしまうかもしれません。

鎌倉花のアート展でパワーチャージ

北鎌倉古民家ミュージアムで開催している『鎌倉花のアート展』。心を動かされる言葉と共に描かれる画やイラストなど、心を元気にしてくれる要素たっぷりのアート展です。繊細で魅力的な作品を夢中になって見ていると、あっという間に時間が経ってしまいそう。
鎌倉ではお寺巡りも楽しいですが、たまには古民家の趣ある雰囲気を感じながらアートの世界に浸ってみるのもおすすめです。

スポット名北鎌倉古民家ミュージアム
イベント期間2023年4月14日(金)~5月8日(月)
入場料大人500円 中高生300円 小学生200円
住所神奈川県鎌倉市山ノ内392−1
電話0467-25-5641
営業時間10:00~17:00(最終入場は16:30まで)
休館日会期中お休みはありません。
公式HPhttps://www.kominka-museum.com/
記事を書いた人
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