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鎌倉に来たら訪れたい【鶴岡八幡宮】

2024.07.12

鎌倉のシンボル的存在として、鎌倉旅に訪れたら必ずと言っていいほど参拝するという人の多い『鶴岡八幡宮』。
鎌倉の基礎となった地として歴史的に有名というのはもちろんのこと、季節の花々やさまざまな行事が行われ、多くの人を魅了しています。
今回は、鶴岡八幡宮の歴史や見どころ、季節の魅力についてお伝えします。鶴岡八幡宮を訪れたことのある人も、初めて訪れるという人も、歴史に思いを馳せながら参拝してみてください。

鎌倉の中心地『鶴岡八幡宮』

まずは、観光名所が多くある鎌倉の中でも、特に人気の観光スポットである鶴岡八幡宮の歴史を見てみましょう。歴史やご利益を知ることで、より興味深く参拝できるのではないでしょうか。

鶴岡八幡宮の歴史

【鶴岡八幡宮】本宮前からの景色(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮は源頼朝と深く関わりのある神社です。その歴史は、1063(康平6)年に源頼朝の祖先である源頼義が京都の石清水八幡宮の分霊を由比ヶ浜の辺りにお祀りしたことから始まったと言われています。それから120年ほど経った1180年に、源頼朝が鎌倉入りをして鶴岡八幡宮を建立しました。

【鶴岡八幡宮】例大祭の様子(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮は、神社としての役割を果たすだけではなく、幕府の重要祭事を執り行う場となりました。重要祭事とは、放生会や流鏑馬神事などのことを指し、今でも継承され続けています。そして、1333年に鎌倉幕府が終わりと告げてからも、武家政権が発祥した地として信仰されました。源頼朝の死後も、北条氏、足利氏、豊臣秀吉や徳川氏などの権力者も再建や復興に努め、今でも鎌倉のシンボル的存在とされています。

鶴岡八幡宮のご祭神とご利益

鶴岡八幡宮のご祭神は、八幡神(はちまんしん)と言われる3柱。勝負ごとや仕事運の他に、安産や金運などにご利益があると言われています。

  • 応神天皇(おうじんてんのう)
  • 比売神(ひめがみ)
  • 神功皇后(じんぐうこうごう)

さらに、鶴岡八幡宮には様々なご利益があるお社や祈願石があるので、丁寧に全てお参りするのも良いでしょう。

  • 丸山稲荷神社:商売繁盛
  • 白旗神社:勝負運・学業
  • 旗上弁財神社:芸事上達・開運
  • 政子石:縁結び・子宝・安産

歴史感じる鶴岡八幡宮の見どころをご紹介

鎌倉の観光スポットとして有名な鶴岡八幡宮ですが、広い境内には見どころが盛りだくさんです。全ての名称や意味などご存じでしょうか?
きちんと知ることで、鶴岡八幡宮についてより身近に感じることができるかもしれません。

舞殿(まいでん)

【鶴岡八幡宮】舞殿(画像提供:鶴岡八幡宮)

境内入口の鳥居をくぐり、山道を進むとある「舞殿」。境内のほぼ中心に位置し、存在感があります。歴史的に有名な静御前が義経を想って舞を舞った若宮廻廊跡に建っており、祭りや行事の際には、舞楽(ぶがく・雅楽器の伴奏で舞う姿を鑑賞する雅楽の一種)が行われたり、多くの結婚式が行われる場所でもあります。

大石段(おおいしだん)

【鶴岡八幡宮】大石段(画像提供:鶴岡八幡宮)

舞殿からさらに参道を進むと、大きな石段が現れます。こちらの石段は歴史的にも有名で、源頼朝の次男・源実朝(みなもとのさねとも)が1219年に暗殺されたと伝えられている場所。
今では、鶴岡八幡宮内で開放的な景色が見られるスポットとして知られており、石段を登り切った後で振り返ると、鎌倉市街、そして海まで一望できます。

親銀杏・子銀杏(おやいちょう・こいちょう)

【鶴岡八幡宮】親銀杏(画像提供:鶴岡八幡宮)

大石段を登る手前、左側にある切り株もぜひお見逃しなく。かつてご神木(神様が宿るとされる木)とされていた大銀杏の名残です。
大銀杏は神奈川県の天然記念物に指定されており、樹齢1000年とも言われていましたが、2010年3月に強風により倒伏しました。倒伏した幹の下部分が「親銀杏」としてすぐ近くに移植され、芽の部分は「子銀杏」として育てられています。

本宮(ほんぐう)

【鶴岡八幡宮】本宮(画像提供:鶴岡八幡宮)

大石段を登り切った先にあるのが、鶴岡八幡宮のご祭神である応神天皇・比売神・神功皇后をお祀りする「本宮」。国の重要文化財に指定されており、一年を通して様々な祭事が行われます。本宮の堂々とした佇まいは、鶴岡八幡宮の代表的な姿として印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
何度か火災があり再建を繰り返してきた歴史があり、現在の建物は、1828年に徳川家斉(とくがわいえなり)が造営させたもの。
ご祭神をお祀りする、鶴岡八幡宮の中心となる社殿なので、訪れた際には必ずお参りするようにしましょう。

丸山稲荷社(まるやまいなりしゃ)

【鶴岡八幡宮】丸山稲荷社(画像提供:鶴岡八幡宮)

西方の丘の上に鎮座している「丸山稲荷社」。国の重要文化財に指定されている丸山稲荷社は、鶴岡八幡宮の中で最も古い建造物であり、室町時代中期の建築として昔のままの姿を残します。
五穀豊穣や商売繁盛の神様が祀られており、商売運や金運を上げたい人に人気。11月にある火焚祭では、鎌倉神楽が奉納されます。

白旗神社(しらはたじんじゃ)

【鶴岡八幡宮】白旗神社(画像提供:鶴岡八幡宮)

東側の山のふもと、池を挟んで若宮の隣に鎮座する「白旗神社」。源頼朝と源実朝が祀られており、必勝や学業成就を願う人々が多く訪れます。鶴岡八幡宮の本宮に付属する神社の中では小規模ですが、黒漆塗りに金色の装飾が映えて、きりりとした雰囲気が印象的な社殿です。

鶴亀石(つるかめいし)

【鶴岡八幡宮】鶴亀石(画像提供:鶴岡八幡宮)

白旗神社のすぐ近くに置かれているのは「鶴亀石」です。縁起の良い石とされていて、水で表面を洗うと、鶴亀の文様が現れて輝きを出すと伝えられています。

源平池(げんぺいいけ)

【鶴岡八幡宮】源平池(画像提供:鶴岡八幡宮)

三ノ鳥居をくぐって境内に入ったところにある2つの池「源平池」は、本宮に向かって右手が「源氏池」、左手が「平家池」です。2つの池の間に架けられている赤い太鼓橋も目を引く存在感。
源氏池には源氏の「産(繁栄)」を願う3つの島が、一方平家池には「死(滅亡)」を象徴する4つの島があります。
源平時代を連想させるように向き合って並ぶ源平池ですが、春は桜が咲き乱れ、夏には紅白の蓮が美しい姿を見せてくれるので、四季折々の美しい風景を見ることのできる場所として人々を魅了しています。

旗上弁財天社(はたあげべんざいてんしゃ)

【鶴岡八幡宮】旗上弁財天社(画像提供:鶴岡八幡宮)

源氏池の中の島に鎮座するのが「旗上弁財天社」。この場所は必勝祈願をする人も多くいますが、それは、源氏の印の二引き(のぼり旗や陣幕などに用いられる)の白旗がたくさん掲げられていることが理由です。また、良縁や夫婦円満のご利益があると言われます。さらには、旗上弁財天社の社殿裏にある「政子石」は、子宝の祈願石として信仰されています。

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

【鶴岡八幡宮】鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム(画像提供:鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)

鎌倉の歴史や文化などを紹介する展示や特別展が開催される「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」。神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館として使われていた建物が継承されています。展示は時期によって変わるので、公式サイトでチェックして、興味のある展示が開催される際に足を運んでみてはいかがでしょうか?鎌倉のことをより深く知るきっかけになるかもしれません。
ミュージアムショップもあるので、お土産探しもできますよ。

名称鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
営業時間10:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休日など月曜日(祝日の場合は翌平日)展示替期間年末年始
観覧料展示によって異なる
公式サイトhttps://tsurugaokamuseum.jp

流鏑馬馬場(やぶさめばば)

【鶴岡八幡宮】流鏑馬馬場(画像提供:鶴岡八幡宮)

境内中ほどにある、東西に横断する道を「流鏑馬馬場」と呼びます。毎年9月16日には、この場所で流鏑馬神事が行われ、源頼朝の時代から、800年受け継がれる伝統行事となっています。大迫力の流鏑馬神事に想いを馳せながら、流鏑馬馬場を訪れてみてください。

鶴岡八幡宮で注目のお祭り

鶴岡八幡宮では、年間を通して多くのお祭りが行われます。おまつりとは、神様にお供え物を献上して、心を込めてご奉仕すること。鶴岡八幡宮で行われる祭事の中でも、注目していただきたいものを紹介します。

どんど焼き(左義長神事)|1月15日

【鶴岡八幡宮】どんど焼き(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮では、源氏池のほとりで行われ、お正月のしめかざりや門松などを浄火(神にささげた神聖な火)でお焚き上げする神事。炎が燃え上がる様子は迫力があります。

節分祭|2月3日

【鶴岡八幡宮】節分祭・鳴弦の儀式(画像提供:鶴岡八幡宮)

国内外から多くの参拝者が訪れる鶴岡八幡宮の節分祭。
祭儀で弓矢を授けられた神職が、舞殿で「鳴弦の儀式」を奉仕して悪鬼邪霊を追い払い、その後豆まきが行われます。

蛍放生祭|6月上旬

【鶴岡八幡宮】蛍放生祭(画像提供:鶴岡八幡宮)

幻想的な光で人々を魅了する蛍。蛍の生育と放生を通して四季と生命の尊さを感じ、その中で生きることを神々に感謝するというお祭り。
当日の夕方より、境内で生育された蛍が舞殿にお供えされる中で神事が行われ、巫女による舞が奉仕されます。その後、神職によって柳原神池(若宮と白旗神社の間にある池)に蛍が放たれます。

大祓|6月30日・12月31日

【鶴岡八幡宮】大祓の茅の輪くぐり(画像提供:鶴岡八幡宮)

日々の生活の中で、知らない間に身についた罪・穢を祓い清める、半年に一度行われる神事。6月の大祓では「茅の輪(ちのわ)くぐり」が行われます。茅という草で編んだ輪をくぐり、心身を清めて厄を払い、無病息災を祈るのです。

ぼんぼり祭り|立秋の前日〜8月9日までの3日間(年によって4日間)

【鶴岡八幡宮】ぼんぼり祭り(画像提供:鶴岡八幡宮)

鎌倉の夏の風物詩とも言えるお祭り。境内に並べられるぼんぼりに灯りがともされる様子は、なんとも幻想的です。ぼんぼりには、鎌倉にゆかりのある文化人や各界の著名人が筆をふるうので、ぜひじっくり見てみてください。期間中には、夏越祭・立秋祭・実朝祭(源実朝の誕生日である9日)が行われます。

例大祭|9月14日~16日

【鶴岡八幡宮】例大祭の流鏑馬(画像提供:鶴岡八幡宮)

一般的に、神社にとって一年の中で最も重要な祭事である例大祭。鶴岡八幡宮の例大祭では、神輿行列が若宮大路を巡行し、多くの見物人で賑わう様子が見られます。流鏑馬や鈴虫放生祭などの様々な行事が行われる、1187年から続く歴史ある祭事です。
特に「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」は、鎌倉時代を彷彿とさせます。狩装束に身を包んだ射手が、馬で駆けながら3つの的をいる姿は圧巻です。

七五三祈請祭|11月15日

【鶴岡八幡宮】七五三祈請祭(画像提供:鶴岡八幡宮)

子供の健やかな成長を祈る儀式。七五三祝の日は、鶴岡八幡宮の境内にも晴れ着姿の子供たちが多く見られます。3歳で髪を伸ばし始め、5歳で男子は袴をはき、7歳の女子は初めて帯をすることをお祝いします。

鎌倉まつり|4月第2日曜日~第3日曜日

キャプション:【鶴岡八幡宮】鎌倉まつりの流鏑馬

鶴岡八幡宮を中心に、鎌倉らしい行事が凝縮して行われる鎌倉まつり。
歴史と伝統を感じられるような伝統芸能が行われ、源頼朝公が始めたとされる流鏑馬は特に盛り上がります。そのほかに、行列巡行・静の舞(しずかのまい)・野点席(のだてせき・野外で茶道を行うこと)などが行われます。

鶴岡八幡宮を訪れたらチェックしたい御朱印・お守り・おみくじ

鶴岡八幡宮では、参拝しないといただくことのできない御朱印やお守り、おみくじがあります。しっかりとお参りをして、記念になるものを持ち帰りたいと思う人はぜひチェックしてみてください。

御朱印

【鶴岡八幡宮】三社一組正月特別朱印(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮を訪れ、参拝した証となる御朱印が下記の2種類あり、本殿前・大石段の下の受付・旗上弁財天社の授与所でいただくことができます。

  • 鶴岡八幡宮
  • 旗上弁財天社

オリジナルの御朱印帳も数種類あるので、これから御朱印巡りをしたい、という人はチェックしてみてください。
また年始には、「三社一組正月特別朱印」という鶴岡八幡宮内下記の三社の御朱印がセットになったものがあります。

  • 鶴岡八幡宮
  • 旗上弁財天社
  • 白旗神社

きちんと参拝してからいただくなど、きちんとマナーを守って御朱印をいただきましょう。

お守り

【鶴岡八幡宮】お守り(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮の授与所には、何種類ものお守りがあります。
お守りに描かれた絵や、お守りの形も様々なので、見ているだけでも楽しくなるでしょう。自分に合ったお守りを選んでみてください。

おみくじ

境内の何箇所かで引くことのできるおみくじ。数種類用意されている鶴岡八幡宮のおみくじですが、人気なのは「鳩みくじ(200円)です」。鳩は、八幡様のお使いと言われていて、鶴岡八幡宮の本殿に掲げられた「八幡宮」の文字の「八」は鳩の形になっています。鳩みくじは、運勢を見ることはもちろん、小ぶりの鳩のお守りが入っていて、持ち帰ることができます。

一休みにぴったりの休憩スポット

鶴岡八幡宮には、境内に休憩したり食事を取ることのできるスポットがあります。参拝ができたら、一休みしに立ち寄ってみてください。ミュージアムカフェ&ショップと茶寮 風の杜を紹介します。

ミュージアムカフェ&ショップ

【鶴岡八幡宮】ミュージアムカフェ&ショップ(画像提供:鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムに併設されたベーカリーカフェ「ミュージアムカフェ&ショップ」。ガラス張りで開放的な雰囲気の店内はおしゃれな印象です。そして店内奥には、2010年に強風によって倒伏した大銀杏の幹が展示されており、迫力に圧倒されます。
オリジナルスイーツやホットサンドなどのメニューがあり、境内の池や緑を眺めながら、ゆったりと過ごすことができます。

営業時間10:00~17:00(16:30 L.O.)
定休日月曜日(祝日の場合は翌平日)
電話0467-84-8993

茶寮 風の杜

【鶴岡八幡宮】茶寮 風の杜の店内(画像提供:鶴岡八幡宮)

平家池を眺めながら甘味やお抹茶、うどんなどの和メニューをいただくことのできる茶寮「茶寮 風の杜」。日影茶屋が監修している和カフェです。

【鶴岡八幡宮】鎌倉うどん(画像提供:鶴岡八幡宮)
【鶴岡八幡宮】白玉クリームあんみつ(画像提供:鶴岡八幡宮)

こちらのお店も、大きな窓いっぱいに鶴岡八幡宮の自然豊かな風景が広がり、四季を感じながら素敵な時間を過ごせそうです。

営業時間10:30~17:00
電話番号0467-61-3106
※店内バリアフリー・車椅子での入店可・車椅子対応トイレ完備・開閉式ベビーベット

混雑する時期とは?

【鶴岡八幡宮】初詣期間の境内の様子(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮と言えば、鎌倉で最も有名とも言える神社であり、鎌倉屈指の観光スポットでもあります。年間を通して、まったく混雑していない、という時期は少ない印象です。
しかしながら、「初詣」シーズンは特に混雑するので注意が必要。年越しや三ヶ日の午前中は、多くの人が初詣に訪れます。この時期は、鶴岡八幡宮周辺で交通規制が行われ、車だと近くまで行くことができないので電車の利用がおすすめ。新年の賑やかな雰囲気を楽しむことができます。

鶴岡八幡宮の季節ごとの楽しみ方をご紹介

【鶴岡八幡宮】ソメイヨシノ(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮の境内は、四季折々の花が境内を彩り、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。その様子に多くの人が魅了され、参拝に訪れつつ、季節の風景を楽しんでいるのです。鶴岡八幡宮の季節ごとの楽しみ方を紹介します。

【春】多くの花が咲く華やかな季節

◆境内に咲く春の花:ぼたん・桜・河津桜・藤・つつじ

【鶴岡八幡宮】段葛のソメイヨシノ(画像提供:鶴岡八幡宮)

鶴岡八幡宮の春は、様々な花が境内を彩り華やかな雰囲気に包まれます。
春の始まりには、河津桜や大島桜、そしてソメイヨシノなど、様々な種類の桜を楽しむことができます。特に源氏池の周りに咲き誇る桜は美しく、水面に垂れる様子が印象的です。また、鶴岡八幡宮の参道である段葛にも、ソメイヨシノが咲き乱れ「鎌倉の春」という光景が見られます。

【鶴岡八幡宮】段葛のつつじ(画像提供:鶴岡八幡宮)

桜以外にも、藤やつつじ、ぼたんの花も彩り豊かに咲き乱れます。

【鶴岡八幡宮】白藤(画像提供:鶴岡八幡宮)

藤の花は、藤色がしっとりと美しいノダフジと、華やかな雰囲気を放つ白藤があります。そして春ぼたんは、源氏池のほとりにある神苑ぼたん庭園で見ることができ、和風庭園に植えられたぼたんをゆったりと楽しめます。

【夏】新緑の中で凛と咲く花々に目を奪われる

◆境内に咲く夏の花:あじさい・蓮・ヒガンバナ

【鶴岡八幡宮】源平池の蓮(画像提供:鶴岡八幡宮)

源平池には、白とピンクの蓮が咲きます。青々とした大きな葉の間に、花がシャキッと咲く様子は必見です。さらに、境内の数カ所に咲くヒガンバナも、色合いが美しく目を奪われます。

【秋】紅葉が点在する境内でゆったりと散策

◆境内で楽しめる秋の風景:紅葉

【鶴岡八幡宮】紅葉(画像提供:鶴岡八幡宮)

秋には、鶴岡八幡宮の境内に紅葉が点在し、真っ赤な紅葉を見ながら趣のある風景を楽しむことができます。源平池の湖畔に紅葉があり、水面に映る紅葉を眺めたり、舞殿の近くで真っ赤に染まる紅葉を見ることもできます。
様々な場所にあるので、お気に入りの紅葉風景を見つけてみてください。

【冬】紅葉が点在する境内でゆったりと散策

◆境内に咲く冬の花:正月ぼたん・梅

【鶴岡八幡宮】神苑ぼたん庭園の正月ぼたん(画像提供:鶴岡八幡宮)

冬の鶴岡八幡宮は初詣のイメージが強いかもしれませんが、その頃から楽しめるのが、正月ぼたんです。寒くどんよりとした日が多い冬でも、鮮やかな色合いの大輪が神苑ぼたん庭園を彩ります。

見どころ満載の鎌倉の中心地『鶴岡八幡宮』

鎌倉のシンボル的存在である鶴岡八幡宮の魅力を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
知名度抜群で、知らない人はほとんどいないスポットかと思いますが、見どころや季節の楽しみなどを知ってから訪れると、また新たな発見や楽しみがあるかもしれません。
次に鶴岡八幡宮を訪れた際は、きちんと参拝をして、境内をゆっくり散策して新たな魅力を発見してみてくださいね。

寺社名鶴岡八幡宮
住所神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
電話番号0467-22-0315
拝観時間6:00~20:00
拝観料無料
URLhttps://www.hachimangu.or.jp/
記事を書いた人
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