花の寺として有名な瑞泉寺。人の多い鎌倉駅周辺と比べて、静かで神秘的ともいえる空気が漂うお寺です。
そんな雰囲気の中に咲く瑞泉寺のあじさいはカラフルで可愛らしいのが魅力。様々な色や形があるあじさいの花を前にすると、つい時間が経つのを忘れて見入ってしまいそう。
喧騒から離れた瑞泉寺のあじさいを見て、安らぎの時間を過ごしてみては?
格式ある花の寺・瑞泉寺のあじさいの見頃とは
一年を通して美しい花々が咲く瑞泉寺。その歴史は1327年に始まりました。後醍醐天皇や足利尊氏が敬った夢窓疎石という高僧によって創建されたお寺です。鎌倉公方の菩提寺(ぼだいじ)とされており、関東十刹に定められた格式のある禅宗寺院。季節の花々に並んで、紅葉の美しさでも知られています。
そんな瑞泉寺では梅雨の時期になるとあじさいが境内を彩ります。例年の見頃は、6月上旬から下旬にかけて。しっとりとした雰囲気の中で、色とりどりのあじさいが咲き誇る様子を楽しむことができます。
瑞泉寺のあじさいは見どころ満載
瑞泉寺はお寺のからあじさいが咲き乱れており、訪れた人々を楽しませてくれます。境内にも様々な種類のあじさいが咲くので、飽きることなくゆっくりと堪能できそう。
その他にもある、瑞泉寺のあじさいの見どころをご紹介します。
参道のカラフルなあじさいに心が弾む
境内に入って参道を進むと、色とりどりのあじさいの花が咲いていて思わず嬉しくなってしまいます。ピンクや濃いめの青、紫など、はっきりとした色のあじさいも淡い色のあじさいも様々あって美しいです。
ガクアジサイも咲いています。鮮やかな色合いがしっとりとした雰囲気の中で映えています。
その他にも、可愛らしいピンクと白のヤマアジサイもありました。境内の中で、自分のお気に入りのあじさいを探すのも楽しそう。
錦屏晩鐘近くにあるあじさいは趣を感じさせる
瑞泉寺の鐘楼には錦屏晩鐘が吊り下げられていますが、その近くにもあじさいが咲いています。ちなみに錦屏晩鐘は除夜の鐘つきができるとのことなので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょう。
鐘楼は見るからに趣がある場所なので、その周辺で写真を撮影すると、お寺らしいあじさい風景を撮れそうです。
近くに青や紫のあじさいも咲いていて、青々と生い茂った新緑の景色の中で堂々と咲いている様子に目を奪われます。
休憩しながらあじさいをゆったりと眺める
瑞泉寺には、春に藤の花が美しく咲く藤棚がありますが、その他の季節は休憩所となり、その前にはあじさいの花が咲きます。藤棚の下はベンチがあるので、そのベンチに座って一息つきながらあじさいを眺めることができるのです。
お寺の境内の休憩所では、落ち着いた雰囲気の中で小休憩をとることができ、目の前にあじさいが咲いているとなれば、ゆったりとした時間が流れてリラックスできそう。
この場所でも、存分にあじさいを堪能してください。
地蔵堂前に集まるあじさいやツツジ、ビヨウヤナギなどの花々
瑞泉寺の地蔵堂の前までくると、あじさいの他にも色とりどりの花々が咲いています。
ビヨウヤナギやツツジなど、元気が出そうな初夏が似合う色の花ばかり。あじさいだけでもカラフルと感じる色の多さなのにもかかわらず、さらに他の花の色も合わさって、境内は他のお寺にはないくらいの華やかさになります。
雨の多いシーズンではありますが、瑞泉寺の初夏の花々を見ていると、梅雨のじっとりとした鬱陶しい空気を吹き飛ばしてくれそうです。
石垣の上のあじさいが豪華で美しい
瑞泉寺のあじさいは、境内を出てからも美しい景色を見せてくれます。石垣の上に、見事な様子のあじさいが咲き乱れるのです。そしてこちらもとてもカラフル。ピンク、紫、白などの色とりどりのあじさいが石垣の上一面に広がります。
道沿いにあじさいの道が長く続いており、贅沢な気持ちにさせてくれます。境内の中だけでなく、瑞泉寺の外のあじさいもお見逃しなく。
最後までしっとりとした趣のあるあじさいの雰囲気を感じながら、散策を終えることができます。
山々に囲まれた瑞泉寺でカラフルなあじさいを満喫
静かな場所に佇むお寺・瑞泉寺。そんな瑞泉寺に咲くあじさいは色とりどりで、緑の多い境内に映えて美しいです。数はそこまで多くないものの、色も形も様々なので、じっくりとあじさい探しをしながら参道を進むのがおすすめ。
鎌倉屈指の花の寺・瑞泉寺で、あじさいと共にゆったりと静かな時間を過ごしてみては?
スポット名 | 瑞泉寺 |
住所 | 神奈川県鎌倉市二階堂710 |
電話番号 | 0467-22-1191 |
参拝時間 | 9:00~17:00 |
URL | https://www.kamakura-zuisenji.or.jp/ |