江の島の冬の風物詩ともなっているイルミネーションイベント『湘南の宝石』。
江の島島内はもちろんのこと、江の島周辺もイルミネーションで華やいで、ロマンチックな雰囲気に包まれます。湘南の宝石は関東三大イルミネーションと言われることもあり、名前の通り宝石を散りばめたような演出で多くの人々を魅了しているイベント。
今回は、湘南の宝石の概要や見どころについてお伝えします。

※写真は2022年のものを掲載しています。

江の島周辺がロマンティックに輝く『湘南の宝石』

湘南・江の島と言えば夏の印象が強い人も多いかもしれませんが、実は秋も冬もおすすめしたいイベントが開催されています。秋には幻想的な光の演出が美しい「湘南キャンドル」。
そして江の島の冬を彩るのは。江の島周辺を豪華に輝かせる「湘南の宝石」です。1999年から始まったこちらのイベントは、2024年で25回目の開催となります。

湘南の宝石は、11月から翌年2月まで行われるイベントで、2023年は11月23日（火）から翌年2月29日（木）まで開催されました。クリスマスにもバレンタインにもピッタリのイベント。
約3ヶ月に渡って楽しむことができるので、自分の好きなタイミングで訪れることができるのが嬉しいですね。江の島からの夜景や自然の風景とも一体化したイルミネーションは、毎年多くの人を引き付けています。

湘南の宝石の見どころをチェック

ここからは、湘南の宝石の見どころをお伝えしていきます。
江の島島内、さらには島周辺まで美しいイルミネーションが見られますので、江の島の入り口から順にそれぞれのスポットについて紹介していきます。
※写真は2022年のものを使用しています。現在の開催状況とは異なる点もありますので、ご了承ください。

弁天橋｜一歩進めば別世界、ワクワク感が増す江の島の入り口

江ノ電の江ノ島駅から徒歩25分、小田急線の片瀬江ノ島駅からは徒歩20分ほどで着く江の島。少し距離はありますが、島までの道のりもイルミネーションでキラキラ輝き、楽しみながら進むことができます。江の島に近づいてまず目に入るのは、島に渡るための橋「弁天橋」のイルミネーションです。橋の両脇が光輝き、波の音を聴きながら江の島へ入っていきます。

江島神社｜趣ある景色とイルミネーション

休日の昼間は特に多くの人で賑わう弁財天仲見世通りを抜けて江島神社へ向かいます。中津宮や奥津宮（江の島の奥）、そして中津宮広場がイルミネーションであたたかな光に包まれます。神社もイルミネーション？と思うかもしれませんが、昼間は趣のある風景だった神社がとても幻想的な印象になります。

さらに中津宮広場の展望デッキからは、江の島からの夜景がきれいに見えますので、そちらもお見逃しなく。

亀ヶ岡広場｜桜とのコラボレーションを見ることができるかも！

亀ヶ岡広場は、湘南の宝石のメイン会場であるサムエル・コッキング苑の手前にある広場です。この場所もイルミネーションが施されており、2月中旬には早咲きの桜との共演がみられる場所でもあります。他ではなかなか見られない、特別なイルミネーションと花の共演をぜひ見てみてください。

江の島サムエル・コッキング苑｜湘南の宝石のメインスポットでイルミネーションを堪能

湘南の宝石のメインスポット、江の島サムエル・コッキング苑。中へ入ると様々な種類のイルミネーションを楽しむことができます。
エントランス部分から豪華な光の演出があり、中へ進むと、湘南シャンデリアやホウセキFORESTと名付けられたエリアなどがあります。

特に湘南シャンデリアでは、スワロフスキー・クリスタルを使用したシャンデリアが浮かび、それらをLED電球が照らしている中を歩くことができるのです。心奪われるような光のトンネルを抜けた先には、湘南の宝石を楽しみにきたら見逃せない江の島シーキャンドルがあります。

江の島シーキャンドルを見上げると、シーキャンドルから360度ライトが張り巡らされ、まさに宝石が光り輝くような光景に目を奪われるでしょう。日が落ちる頃の時間帯であれば、富士山のシルエットとイルミネーションの光の共演が見られるかもしれません。

御岩屋道通り｜願いのスポットへと導く光の道

湘南の宝石のメインスポットである江の島サムエルコッキング苑の外にも、まだまだ見どころがあります。
江の島の奥には、ロマンチックなスポットがあるのですが、そこへ向かう道中も素敵なイルミネーションが続くのです。道の両脇に光の演出があり、願いのスポットへと導いてくれます。

恋人の丘｜龍恋の鐘は幸せを運んでくれる願いのスポット

御岩屋道通りを進むと、五頭龍伝説の恋物語にちなんで作られたという恋人の丘があります。恋人の丘には龍恋の鐘（りゅうれんのかね）というのがあり、この鐘を一緒に鳴らすと、いつまでも幸せになれるとも言われています。
湘南の宝石の期間中は、幻想的な光に包まれたスポットになるので、大切な人と願いを込めて鐘を鳴らしてみてくださいね。

江の島岩屋｜他にはない幻想的な洞窟イルミネーション

江の島も奥まで進むと、江の島岩屋があります。
波の侵食によってできたという岩屋は、普段もライトが照らされて入ることができますが、湘南の宝石の期間には、美しいイルミネーションの光に包まれ幻想的な空間に。他ではなかなか見られない、洞窟でのイルミネーションを楽しんで見てはいかがでしょうか？

江の島ヨットハーバー｜サステナブルな試みのイルミネーション

江の島内から見る夜景の一部には、江の島ヨットハーバーの風景も。
湘南の宝石の期間中、期間限定でイルミネーションイベントが行われます。他のイルミネーションとは異なり、環境に配慮したイベントになるということです。日中からEV自動車のt年次イベントが行われたり、2023年には停泊するヨットのイルミネーションに、EV車から電源を供給するというイベントが行われました。サステナブルなマリーナを体験してみては？

江の島アイランドスパ｜昼夜を問わず人気の撮影スポットもあり

弁天橋を渡って江ノ島に着くと、すぐ右側にある江の島アイランドスパ。観光ついでにリラクゼーション施設で一息つくことができます。
こちらのスパでもイルミネーションが行われます。湘南の宝石の期間中は、本館・別館・広場がライトアップされますよ。2021年からはハートのオブジェが設置されるなど、昼夜を問わず楽しませてくれます。

新江ノ島水族館｜湘南の宝石に合わせたイベントを開催

湘南能宝石の時期には、新江ノ島水族館でも光り輝くイベントが開催されます。その名も「Jewerium」。Jewel（宝石）とAquarium（水族館）を合わせたえのすい独自の合成語です。館内も特別な展示が行われますが、えのすいの目の前で美しく飾られているので必見。思わず足を止めてしまう輝きを放っていますよ。
湘南の宝石は夕方からのイベントなので、新江ノ島水族館で遊んでから江の島へ向かうのも良いかもしれません。

湘南の宝石・点灯スケジュール

※2023-2024年開催のスケジュールです。2024-2025年のスケジュールが公開され次第更新予定。

2023年 湘南の宝石の開催情報

• 開催期間：2023年11月23日（木・祝）〜2024年2月29日（木）
• 会場：江の島島内と片瀬海岸エリアの各所
• 夜間営業時間（江の島サムエル・コッキング苑・江の島シーキャンドル）：
  平日・年末年始：17:00〜20:00（最終入場19:30）
  土日祝・12/22〜30：17:00〜21:00（最終入場20:30）
  ※1/6~2/29は点灯17:30~
• 公式サイト：https://enoshima-seacandle.com/event/shonannohoseki/
  ※天候により、一部変更や中止になる日もあります。公式サイトを確認してからお出かけくださいね。

江の島で宝石のように輝くイルミネーションを満喫

冬の江の島を彩るイベント『湘南の宝石』。
関東三大イルミネーションにも入るだけあって、その輝きは圧巻です。江の島島内、さらには江の島周辺までも、宝石のように輝きロマンチックな雰囲気に包まれます。
11月から2月までという、比較的長い期間開催されるイルミネーションですので、大切な人とぜひ一度訪れてみてください。寒い時期のイベントとなるので、暖かい格好で楽しんでくださいね。