鎌倉であじさいの隠れ名所を巡る1日コース
1年を通して古都の雰囲気を楽しめる鎌倉。特にあじさいシーズンは、美しいあじさいが風情のある街の雰囲気に映えるので、とても人気の観光スポットとなります。
そんな鎌倉にはいくつかあじさい寺と呼ばれるスポットがありますが、今回は混雑を回避して自分のペースであじさいを堪能できるコースをご紹介します。
鎌倉駅周辺でゆったりとあじさいを堪能する
鎌倉駅周辺は、あじさいシーズンには人が多く訪れ賑わいます。ですが、場所を選べば、静かにゆったりとあじさい散策をすることもできるのです。
今回ご紹介するコースは、鎌倉駅から徒歩で行ける場所にも関わらず、あじさいシーズンは観光客がそこまで多くはなく、じっくりとあじさいを堪能できる場所ばかり。
誰もが知っている名所ではないですが、美しいあじさいを存分に楽しめるスポットを訪れてみたいという方におすすめのコースです。
あじさいの隠れ名所を巡るゆったり旅の巡り方
鎌倉駅から徒歩圏内を散策する今回のあじさい巡り。
源氏山公園をスタート地点として、ランチタイムやカフェタイムも挟みつつ、あじさいの隠れ名所を巡ります。徒歩圏内と言っても、少し長く歩くので、動きやすい服装と歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
10:00 源氏山公園で絶景とあじさいを楽しむ
源氏山公園までは、鎌倉駅から徒歩で約30分ほどかかります。少し距離があるので、歩きやすい靴で行くのがおすすめ。源氏山公園には、源頼朝像や日野俊基の墓、そして国の史跡となっている化粧坂などがあり、歴史的なスポットとしても知られています。
桜や紅葉シーズンが美しく、自然豊かな公園として親しまれていますが、あじさいの時期は、公園内にある源頼朝像をガクアジサイが囲む光景を見ることができます。源頼朝像は、頼朝の鎌倉入り800年を記念して建てられたとのこと。
他にも、公園の至る所に色とりどりのあじさいが咲き、あじさいと緑の多い自然の風景を楽しめるでしょう。また公園内には、富士山や鎌倉の海を眺めることのできる場所もあるので、絶景を見ながらのあじさい散策を楽しんでみては?
スポット名 | 源氏山公園 |
住所 | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷4丁目649-1 |
電話番号 | 0467-45-2750 |
10:30 葛原岡神社はあじさいの隠れ名所
源氏山公園から徒歩5分ほどのところにある葛原岡神社。あじさいの穴場スポットとしても知られています。
葛原岡神社は、鎌倉時代末期に生まれ、学問に優れた人物として後醍醐天皇の側近にまで出世した日野俊基をお祀りしている神社です。日野俊基は、鎌倉幕府倒幕に活躍した人物です。
葛原岡神社は、6月中旬から境内にさまざまな種類のあじさいが咲き始めます。生い茂る木々を感じられたり、小高い山から鎌倉の景色を見下ろりできるのが魅力のスポット。
神社らしい景色と共にあじさいを楽しめるのもうれしいところ。あじさいの名所としてはまだまだ知られていないので、じっくりとあじさいを堪能できるでしょう。
スポット名 | 葛原岡神社 |
住所 | 神奈川県鎌倉市梶原5丁目9-1 |
電話番号 | 0467-45-9002 |
拝観時間 | 8:30~16:30 |
URL | http://www.kuzuharaoka.jp/ |
12:00 テールベルとカノムパンで居心地の良いランチタイム
葛原岡神社を出て15分ほどで、ランチをするテールベルトとカノムパンに着きます。
テールベルトとカノムパンは、素材を生かした個性的なパンと、居心地のよい空間が魅力の隠れ家カフェ。世界を旅するオーナーの創作料理を味わうことができます。
カノムパンは、2000年に葉山でオープンし、2015年からテールベルトと合流しました。素材を活かした飽きのこないパンをコンセプトにしたパンを提供しています。
また、店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間を過ごせます。素敵な空間でお腹を満たして、あじさいを満喫する隠れ名所めぐりを再開します。
店名 | テールベルトとカノムパン |
住所 | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷3-3-24 |
アクセス | JR横須賀線 鎌倉駅西口下車徒歩約15分 |
営業時間 | 12:00~18:30 |
定休日 | 火・水・木曜日 |
電話番号 | 0467-67-1339 |
URL | https://khanompang.stores.jp/ |
13:45 鎌倉歴史文化交流館でアナベルの美しさを堪能
テールベルとカノムパンから歩いて15分ほどで着く鎌倉歴史文化交流館。
鎌倉歴史文化交流館は、鎌倉市立の歴史博物館に類する展示施設で、鎌倉の歴史・文化を通史的に紹介し、あわせて鎌倉で発掘された出土品などを公開しています。
あじさいシーズンには、美しいアナベルなどが咲き誇ります。館内に入る前の誰でも通ることのできる場所に咲いているので、無料で楽しむことができておすすめ。
あじさいの見頃は、例年だと6月中旬から下旬にかけてですが、満開のアナベルは周りの緑の中によく映えて思わず目を奪われる美しさ。カラフルなあじさいも咲くので、実はあじさいを満喫できる穴場スポットなのです。
スポット名 | 鎌倉歴史文化交流館 |
入場料 | 一般400円 小・中学生150円 |
住所 | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目5-1 |
電話番号 | 0467-73-8501 |
開館時間 | 10:00~16:00(最終入館15:30) |
休館日 | 日曜・祝日、年末年始、展示替え期間など |
HP | https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan.html |
15:00 ゆりあぺむぺる鎌倉店でレトロな雰囲気に浸る
鎌倉歴史文化交流館のあじさいを見た後は、歩いて7分ほどで着くゆりあぺむぺる鎌倉店でカフェタイムです。
ゆりあぺむぺる鎌倉店は、吉祥寺で50年以上の歴史を持つ老舗喫茶店の姉妹店としてオープンしました。店名は、宮沢賢治の詩集『春と修羅』に登場するユリアとペムペルという名前から付けたそうです。店内は、レトロな雰囲気が漂い、懐かしい雰囲気を楽しめます。
口当たりが軽く、甘さ控えめで人気のティラミスや季節限定のスイーツ、写真映えしそうなメニューはバリエーション豊かで迷ってしまいそう。
また、店内には、古いレコードや雑貨が飾られており、時間を忘れて過ごすことができます。
店名 | 鎌倉ゆりあぺむぺる |
住所 | 神奈川県鎌倉市御成町15-7 樹々ビル 2F |
電話番号 | 0467-38-6076 |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 月曜日((月祝日の場合火曜日) |
URL | https://www.instagram.com/k.yuriapemuperu/(Instagram) |
16:00 本覚寺でじっくりとあじさい散策
カフェタイムの後は、鎌倉駅をはさんで反対側にある本覚寺へ向かいます。歩いて10分ほどで着きます。
本覚寺は、1436年(永享8)に一乗日出を開山として創建されたお寺。
本覚寺のあじさいは、境内のところどころに咲いているので、ゆったりと見て回ってみましょう。あじさいシーズンも混雑することはないので、さまざまな種類のあじさいをじっくり見ることができます。
大きくて美しいことで有名な枝垂れ桜の木の下にもあじさいが咲きます。
日蓮御分骨堂の近くのあじさいは、建物を入れて写真を撮ると、風情のある景色を残せます。
スポット名 | 本覚寺 |
住所 | 神奈川県鎌倉市小町1丁目12-12 |
電話番号 | 0467-22-0490 |
拝観時間 | 境内自由(寺事務 9:00~16:00) |
拝観料 | 志納 |
16:30 妙本寺で歴史ある谷戸にしっとりと咲くあじさいに魅了される
あじさいの隠れ名所巡り、最後のスポットは妙本寺です。
本覚寺からすぐ、鎌倉駅から徒歩10分ほどとは思えない、落ち着いた雰囲気が魅力のお寺。
妙本寺は、日蓮宗最古の寺院で、鎌倉最大級の木造仏堂建築である祖師堂を見ることができます。この土地は、鎌倉殿を支えた比企能員の屋敷があった場所と言われています。
妙本寺のあじさいは、深い谷戸に慎ましく咲くところが魅力的。あじさいシーズンには、しっとりと美しいあじさいが咲きます。
あじさい巡りの旅の最後に、ゆったりとお寺の雰囲気とあじさいの美しさを堪能してみてください。
スポット名 | 妙本寺 |
住所 | 神奈川県鎌倉市大町1丁目15-1 |
電話番号 | 0467-22-0777 |
拝観時間 | 9:00〜16:00 |
URL | https://www.myohonji.or.jp/ |
鎌倉のあじさいシーズンを隠れ名所で満喫
あじさいシーズンの鎌倉は混雑することが多いですが、ゆったりとじっくりとあじさい巡りをしたいという方におすすめのコースをご紹介しました。
有名なあじさい寺でなくても、魅力的なスポットはたくさんあります。
鎌倉の風情を感じながら、自分らしいあじさい巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?