江の島の夏を色鮮やかに盛り上げてくれる『江の島灯籠』。夏の風物詩にもなっている江の島のイベントです。
島内の主要な施設を中心に1000基もの灯籠が設置され、すべてに灯りが灯った時には心奪われるような美しい光景が広がります。今回は江の島灯籠の見どころと、江の島灯籠2024の概要について紹介します。おすすめ周辺スポットもお伝えします。
暑い夏の夜に、灯籠の幻想的な雰囲気の中、浴衣姿で夕涼みなんていかがですか?

※写真は2023年のものを掲載しています。

光の演出に引き込まれる『江の島灯籠』

【江の島灯籠】大迫力の光の演出(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

夏の江の島の風物詩となっている『江の島灯籠』。幻想的な光の演出に魅了されること間違いなしです。
江島神社や江の島サムエル・コッキング苑など主要な施設を中心として、島内のいたるところで灯籠に灯りが灯される夏の幻想的なイベント。

【江の島灯籠】江の島シーキャンドルと灯籠(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

江の島では冬のイルミネーションもよく知られていますが、夏の灯籠はイルミネーションとは一味違う、大迫力の演出から柔らかな灯りが灯される様子まで、表情豊かなところが特徴です。

江の島灯籠2024の開催情報

イベント名江の島灯籠2024
開催日2024年7月20日(土)~8月31日(土)
開催時間18:00~20:30点灯
※土日祝日と8月12日(月・振休)~16日(金)は21:00まで
アクセス情報小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅 徒歩20分
江ノ島電鉄 江ノ島駅 徒歩25分
湘南モノレール 湘南江の島駅 徒歩26分
公式サイトhttps://enoshima-seacandle.com/event/enoshimatourou/
お問い合わせ江ノ島電鉄株式会社 0466-25-3525(平日9:00~17:00)
藤沢市観光センター 0466-22-4141(8:30~17:00)

料金について

江の島サムエル・コッキング苑観覧料(期間中17:00以降)大人500円・小人250円
江の島シーキャンドル大人500円・小人250円
江の島岩屋大人500円・小人200円

江の島灯籠の見どころをご紹介

江の島島内にシンプルに灯籠が並べられているだけのイベントではありません。スポットごとに、様々な演出が施されていて、光の世界を満喫することができます。

光の絵巻によって表現される江の島伝説の物語(端心門~辺津宮)

【江の島灯籠】瑞心門(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

江島神社の瑞心門では、「光の絵巻」によってシーンごとに光の演出がされ、江の島の伝説が表現されています。江の島の伝説とは、悪行を重ねる五頭龍が天女に恋をして悪行を断ったという話。
「光の絵巻」の空間は、ベルベッタ・デザインによるデザインです。

【江の島灯籠】辺津宮(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

光の絵巻での演出は、瑞心門から天女が祀られている辺津宮への石段にも続いています。
辺津宮では、天女と五頭龍の恋愛が成就するエピソードなどが光で表現され、恋愛成就を願った演出が。ロマンチックなムードに包まれます。

灯籠に灯るあかりが幻想的(辺津宮・中津宮・奥津宮)

【江の島灯籠】辺津宮(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

江の島灯籠では、迫力のある灯りも魅力的ですが、雰囲気のある幻想的なライトアップも見どころになっています。

【江の島灯籠】中津宮(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

辺津宮や中津宮、奥津宮、江の島岩屋などでは、ほの暗い幻想的な雰囲気の中で灯籠のライトアップを楽しむことができます。

【江の島灯籠】浴衣姿と灯籠(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

灯籠風景には浴衣姿が似合います。お友達同士やカップル、家族で浴衣を着て歩けば特別な夏の思い出になるでしょう。

【江の島灯籠】浴衣姿と灯籠とシーキャンドル(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

灯籠の灯りとシーキャンドルを眺めることのできるスポットもあり、写真映え抜群です。
鎌倉にはレンタル着物のお店もたくさんあるので、浴衣をレンタルして夏らしい思い出を増やしてみては?

江の島伝説の物語に魅了される(江の島エスカー)

【江の島灯籠】江の島伝説(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

江の島エスカーでも、江の島伝説が再現されています。光の絵巻とはまた違った楽しみ方ができますよ。色彩豊かに描かれる伝説の物語に夢中になってしまいます。

【江の島灯籠】影絵灯籠(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

また、江の島エスカーを登り切った先にある江の島サムエル・コッキング苑では、影絵灯籠で江ノ島縁起が再現されていたり、昔ながらの影絵体験ができるコーナーもあります。鑑賞するだけではなく体験コーナーがあることで、お子さんも飽きずに楽しめそうですね。
2024年は、影絵のイベントが8月24日(土)と25日(日)にイベントステージで開催されます。

江の島の夜の風景も楽しむ

【江の島灯籠】江の島からの夜景

江の島は、夜景のきれいさも見どころの一つです。夜の時間帯に訪れるからこそ見ることのできる景色があります。
島の上までのぼる時はエスカーというエスカレーターがありますが、下りはありません。歩くのは大変だなあ…と感じる人もいるかもしれませんが、ゆっくり下りながら江の島の夜景を楽しみましょう。

点灯スケジュール

開催期間:2024年7月20日(土)~8月31日(土)

会場点灯時間
江島神社・御岩屋道通り・亀ヶ岡広場18:00~20:30
※土日祝日と8月12日(月・振休)~16日(金)は21:00まで
江の島サムエル・コッキング苑18:00~20:30(最終入場20:00)
※土日祝日と8月12日(月・振休)~16日(金)は21:00まで(最終入場20:30)
江の島岩屋9時~18時(最終入場)

おまけ:江の島は『鎌倉殿の13人』ゆかりの地

【江の島灯籠】ミツウロコが描かれた灯籠(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

江の島は、2022年に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ゆかりの地でもあります。
北条家の家紋はミツウロコなのですが、そのルーツは北条時政の江の島でのエピソードにあります。
太平記によると、北条時政は幕府草創の頃に江の島に参龍して子孫繁栄を祈ったそうです。
江の島の岩屋で祈りをささげた満願の夜、美女(弁財天)が現れました。
そして時政に、子孫が日本の主となって反映していくことを告げたのです。そのあと美女は大蛇(龍)となって海中へと姿を消し、大きな鱗を3つ落としていきました。「所願成就した!」と喜んだ時政が、その3つの鱗(ミツウロコ)を家紋としたということです。

江の島灯籠と一緒に楽しみたいおすすめ観光スポット

【江の島灯籠】片瀬海岸からの風景

江の島灯籠の点灯時間は18:00からです。
江の島周辺には、ぜひ訪れていただきたいおすすめ観光スポットがたくさんあるので、昼間は観光を楽しんで、そのあと江の島灯籠に行くのはいかがですか?夜のイベントの前に、周辺の観光スポットも満喫してくださいね。
🔷腰越・片瀬海水浴場
 住所:神奈川県鎌倉市腰越2-9 腰越海岸(江の島まで徒歩約10分)
🔷新江ノ島水族館
 住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1(江の島まで徒歩約15分)
🔷べんてん丸(遊覧船)
 住所:神奈川県藤沢市江の島1-7-9(江の島まで徒歩約7分)
🔷ENOTOKI
 住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-18-17(江の島まで徒歩約15分)
🔷鎌倉高校前
 住所:神奈川県鎌倉市腰越1-1(江の島まで徒歩約30分)

夏の思い出は江の島灯籠で作ろう

【江の島灯籠】瑞心門(画像提供:江ノ島電鉄株式会社)

幻想的な夏のイベント『江の島灯籠』。ぜひおすすめしたいイベントなので、浴衣を着てみたりして、思い思いの時間を楽しんでみてください。また、江の島周辺には魅力的な観光スポットがたくさんあります。観光スポット巡りをして、昼間から江の島周辺を満喫するのも良いでしょう。
この夏は、江の島で特別な思い出を作ってみませんか?

記事を書いた人
『Buzz Trip Kamakura』は「鎌倉の楽しさや美しさを、日本はもちろん、世界の人々に広めたい」をコンセプトとした鎌倉の情報サイトです。鎌倉のWebコンサルティング会社 株式会社BEEPが運営しています。 国内外からの観光客の方々はもちろんのこと、鎌倉を訪れる全ての人たちに、鎌倉で過ごす時間や体験をより一層素晴らしいものにしていただくお手伝いを目的とし、鎌倉のファンになっていただければと考えています。 株式会社BEEPについては、こちら