桜のシーズンが終わりに向かい、鎌倉中が春の陽気に包まれる頃、つつじが街の中に咲き乱れます。つつじの名所として知られる安養院は、多くのつつじが咲き誇り、美しい光景を見せてくれるスポット。
北条政子ゆかりの地としても有名なお寺である安養院のつつじの魅力についてお伝えします。
つつじの季節は特に見逃せない北条政子ゆかりの名刹
北条政子ゆかりのお寺である安養院。鎌倉駅からは徒歩15分ほど。
もとは長楽寺を建てて亡き夫源頼朝の冥福を祈った北条政子ですが、長楽寺が焼失したため鎌倉末期に今の地に長楽寺を移して安養院という政子の法名を付けたことが始まりとなりました。
本堂には北条政子の像などが安置され、本堂裏手には政子の墓と伝えられている石塔があります。
つつじの季節にはバス通り沿いにつつじが咲き乱れ、圧巻の景色を見せてくれるので、引き寄せられる方も多そう。桜とあじさいシーズンの合間が見頃のつつじの時期は、鎌倉への観光客も少し落ち着くので、じっくりとつつじを堪能できるのも安養院をおすすめしたいポイントの一つ。
映画監督である黒澤明のお墓も安養院にあります。
大迫力のつつじを思う存分満喫する
安養院はとにかくつつじの量が多く、山門前を入る前からつつじを楽しめるほどつつじの魅力が溢れ出ているスポット。そんな安養院のつつじの魅力をご紹介。
お寺に入る前の豪華な景観に魅了される
安養院はつつじの名所と言われていますが、お寺に入る前からつつじの豪快な様子を見せてくれるのが大きな魅力の一つ。
満開の時にはびっしりと咲き誇るつつじが、その迫力で人々を魅了しています。
安養院に咲くつつじは、オオムラサキツツジという品種の紅紫色のつつじで、いろいろな場所でよく見られるものですが、ここまで圧倒的なボリュームで見られるスポットは多くはないでしょう。
鎌倉一のつつじの名所と言えるその風格に引き付けられる方は少なくないはず。色鮮やかで美しい光景に人々は心を奪われて、つつじの見頃には多くの人が安養院を訪れます。
山門から境内までつつじを存分に楽しむ
安養院では、バス通り沿いから続いて山門までつつじが咲き誇ります。
豪華なつつじに引き寄せられて山門に到着すると、その趣のある風景とつつじのコラボレーションにもまたお寺らしい魅力が。道路沿いなどに咲くつつじは多くの場所で見られますが、お寺らしい建造物との組み合わせは特別感があります。
安養院は境内もつつじの魅力で溢れています。
国の重要文化財として指定されている「宝篋印塔」は、1308年からあり鎌倉に現存する最古の塔と言われるもの。隣には北条政子の墓と伝えられるものもあり、その周りにもつつじが咲いていて美しい光景を見せてくれます。
本堂とつつじの組み合わせも抜群に美しい
山門をくぐり境内を進むと、本堂前にもつつじが咲いています。
堂々と構える本堂とつつじの花というのも、美しいコラボレーション風景です。心が落ち着くような、そんな空間に身を置くことができます。
別の場所にもツツジが豪快に咲き誇っており、その後ろに見える本堂の屋根が趣を感じさせてくれて、思わず目を奪われる光景が広がります。
本堂の裏手にも、びっしりと咲き乱れるつつじが。本堂の周りだけでもじっくりと堪能できるほどのつつじがあるのが魅力です。
お寺の至る場所につつじが咲いているので、自分のお気に入りのスポットを探すのも楽しそう。
つつじの名所で余すところなく魅力を堪能
安養院のつつじの魅力は、なんといってもその迫力と豪華さ。
お寺を取り囲むようにつつじが咲き誇り、山門前や境内もつつじの魅力で溢れています。ここまでつつじ一色というスポットは貴重かもしれません。
道端でよく見る花ではありますが、やはり風情のあるお寺で見るつつじは全く異なる魅力があります。
春の鎌倉で必見の、安養院のボリューム感のある豪華なつつじ。
春色に染まる名所を堪能しに訪れてみてはいかがでしょうか?
スポット名 | 安養院 |
住所 | 神奈川県鎌倉市大町3-1-22 |
電話番号 | 0467-22-0806 |
拝観料 | 200円 |
拝観時間 | 8:00~16:00 *最終15:45 |
休止日 | 12月29日から31日は拝観休止 |