エリアガイド

鎌倉市内の交通手段

2023.07.07

いよいよ旅の目的地である鎌倉に到着。そこで気になるのは現地での交通手段についてではないでしょうか?
移動の基本は、徒歩・バス・江ノ電。狭い道も多く、車・バスは渋滞が起きやすいため、要所要所ではバスや徒歩で観光するのがおすすめ。長谷、江の島方面への観光は江ノ電が便利です。
それぞれの交通手段についてお伝えします。

江ノ電

江ノ電

鎌倉といえば「江ノ電」というように、ローカルでどこか懐かしい雰囲気のある江ノ島電鉄。鎌倉駅から藤沢駅までの住宅地や海沿いを走る電車です。移動手段としてももちろん便利ですが、江ノ電に乗ることや江ノ電のある風景を求めて訪れる観光客も。江ノ電に乗りながら、海沿いの美しい景色をゆったりと楽しむことができるのが魅力。

休日の昼間は混雑することが多く、特にゴールデンウィークなどは利用者が多いので、鎌倉駅から乗車するために並んで待たなければいけないこともあります。

主な行き先

長谷寺、大仏、鎌倉高校前、七里ヶ浜、江ノ島など

運行情報

鎌倉駅から14分毎の運行 江ノ電のサイトへ

京急バス・江ノ電バス

江ノ電が通っていない山側の地域、徒歩では少し遠いと感じる場所には、鎌倉駅前から出ているバスを使うのがおすすめ。
鎌倉の山側の観光地は、バスで向かうのが便利な場所が多くあります。ひっそりと佇む隠れ名所など、自分のお気に入りスポットを探す旅にはバスが活躍します。
鎌倉駅からは様々なエリアへ向かうことのできるバスが出ています。鎌倉駅東口のバスロータリーのイラストと共にご紹介。

主な行き先

鎌倉大仏、竹寺(報国寺)、一条恵観山荘など

バスロータリーについて

鎌倉駅東口のバスロータリーには、江ノ電バスと京急バスの乗り場が合わせて7つあります。それぞれのバスののりばと行き先、経由地をご紹介します。
また、京急バスは西口側からも出ているので、梶原方面へ向かう場合は利用してみてください。

江ノ電バス

のりば系統名行き先主な経由地
のりば①K1桔梗山長谷観音、大仏前、梶原
のりば①K3湘南車庫長谷観音、大仏前、神戸製鋼前
のりば①F11藤沢駅南口長谷観音、大仏前、富士見ヶ丘
のりば②N2大船駅東口交通広場鎌倉八幡宮前、建長寺、北鎌倉
のりば②A21上大岡駅鎌倉八幡宮前、北鎌倉、鎌倉女子大前
のりば②K4本郷台駅鎌倉八幡宮前、北鎌倉、鎌倉女子大前

京急バス

のりば系統名行き先主な経由地
のりば②空港バス羽田空港大船駅 (乗車のみ)
のりば③鎌31緑ヶ丘入口名越
のりば④鎌23鎌倉霊園正門前太刀洗八幡宮・浄明寺
のりば④鎌24金沢八景駅八幡宮・浄明寺・鎌倉霊園正門前太刀洗
のりば④鎌36ハイランド循環八幡宮・浄明寺
のりば⑤鎌20大塔宮八幡宮
のりば⑥鎌2梶原長谷観音・大仏前
のりば⑥鎌4鎌倉山長谷観音・大仏前・旭ヶ丘
のりば⑥鎌5諏訪ヶ谷長谷観音・大仏前・旭ヶ丘・鎌倉山
のりば⑥鎌6江ノ島長谷観音・大仏前・旭ヶ丘・鎌倉山・諏訪ヶ谷
のりば⑥船7大船駅長谷観音・大仏前・深沢
のりば⑥船8大船駅長谷観音・大仏前・梶原・深沢
のりば⑥船9大船駅長谷観音・大仏前・旭ヶ丘・鎌倉山・深沢
のりば⑦鎌11海岸橋循環海岸橋・臨海学園
のりば⑦鎌12九品寺循環海岸橋・臨海学園・九品寺
のりば⑦鎌40逗子・葉山駅九品寺・光明寺・小坪
のりば⑦鎌41小坪九品寺・光明寺
西口①鎌50山の上ロータリー八雲神社前・梶原
西口①鎌51鎌倉中央公園八雲神社前・梶原

※京急バスは鎌倉駅西口からもバスが出ていますが、鎌倉市役所前まで移動が必要なので場所を確認してください。

運行情報

■京浜急行バス
京浜急行バスのサイトへ

■江ノ電バス
江ノ電バスのサイトへ

電車(JR)

鎌倉駅から北鎌倉方面や逗子方面へ向かう場合は、JR線を利用します。
北鎌倉駅、逗子駅ともに鎌倉駅からは一駅の距離です。北鎌倉までは鎌倉駅から歩いての移動が可能なので、時間がある場合は古都の雰囲気を感じながら歩くのもおすすめです。ですが、時間の限られた旅行や効率よく何カ所もまわりたい場合、電車利用でスムーズに移動するのがベスト。

主な行き先

明月院、東慶寺、建長寺、円覚寺など北鎌倉方面、逗子海岸など

運行情報

■JR横須賀線(北鎌倉方面):時刻表
■JR横須賀線(逗子方面):時刻表

湘南モノレール

大船駅と湘南江の島駅間を結んでいる湘南モノレール。東京方面から江の島に向かうのであれば、湘南モノレールがおすすめです。乗り換えなしで、大船から湘南江ノ島駅まで約14分の乗車時間。
ジェットコースターのようなスピード感が特徴です。江ノ島までの移動時間をショートカットすることができるので便利。途中の駅には、可愛らしいお菓子屋さんやカフェなどのあるエリアも。
穴場スポットを見つけてみては?

主な行き先

江の島、鎌倉山など

運行情報

湘南モノレールのサイトへ

交通機関のフリーパスを活用

車以外で鎌倉市内を移動する手段はいくつかあり、観光スポットを巡る場合、何度も乗ったりおりたりしなければなりません。また、交通機関を複数組み合わせて利用することも。
そんな時にはフリーパスを利用するのがおすすめです。

のりおりくん(江ノ電)

江ノ電全線で、1日中回数制限なく、どの駅でものりおりできるお得な切符。
江ノ電沿線には魅力的な観光スポットや話題のお店が点在しています。また、江ノ電に乗って海を眺めるだけでも、十分素敵な鎌倉旅の思い出になるでしょう。
のりおりくんを提示すると、江ノ電沿線の様々な施設で得点を受けることもできます。

■区間:江ノ電全線(鎌倉駅~藤沢駅)
■料金:おとな800円、こども400円
■販売場所:江ノ電全駅の券売機、EMotアプリ、スマホ専用webサイト、委託販売先(鎌倉市内ホテルなど)
■詳細はこちら

1日フリーきっぷ(湘南モノレール)

大船駅~湘南江ノ島駅間を移動できる湘南モノレールに、1日乗り放題というきっぷ。お得なサービスが受けられる特典もついています。大船ー江の島間は片道320円なので、往復するだけでもとが取れてしまうという魅力的なきっぷです。

■区間:湘南モノレール全線(大船駅~湘南江の島駅)
■料金:おとな610円、こども310円
■販売場所:湘南モノレール各駅券売機、大船駅定期窓口、予約サイト(アソビュー、KLOOK)
■詳細はこちら

江ノ電バスのり旅きっぷ(江ノ電バス1日乗車券)

江ノ電バスの路線全線(羽田空港線を除く)が、1日乗り放題という嬉しいチケット。このページでも紹介しているように、江ノ電バスを使えば、鎌倉内の主要な観光スポットを訪れることができます。
ぜひ活用してみてください。

■区間:江ノ電バス路線全線(羽田空港線を除く)
■料金:おとな600円、こども300円
■販売場所:EMotアプリ、スマホ専用webサイト
■詳細はこちら

鎌倉フリー環境手形

鎌倉エリア内の観光スポットを広くカバーした、鎌倉旅をより快適にしてくれるフリーきっぷ。5つの路線バスと指定区間を運行する江ノ電が1日自由に乗り降りできます。
鎌倉エリアの移動を便利にし、車の交通量を減らすことで、交通環境の改善を図る目的で販売されているとのこと。

■区間
①江ノ電鎌倉駅~長谷駅
②京浜急行バス、江ノ電バスのどちらのバスも利用可能。いずれも鎌倉駅東口ののりば。

のりば②~北鎌倉駅
のりば④~浄明寺
のりば⑤~大塔宮
のりば①、⑥~大仏前
のりば③~名越

■料金:おとな900円、こども450円
■販売場所:江ノ電鎌倉駅(6時50分~17時00分)、京急バス鎌倉営業所、京急バス鎌倉駅前案内所(平日10時~18時、休日9時~14時)、江ノ電長谷駅(6時50分~17時00分)
■詳細はこちら

江の島・鎌倉フリーパス

小田急線(藤沢駅~片瀬江ノ島駅)と江ノ電が乗り降り自由なきっぷ。さらに小田急線(発駅~藤沢駅まで)の往復割引切符もついているので、小田急線ユーザーには嬉しいきっぷです。

■区間
①小田急線:藤沢駅~片瀬江ノ島駅
②江ノ電:全線(鎌倉駅~藤沢駅)
■料金:発駅による。こちらからチェック。
■販売場所:小田急線各駅の窓口・自動券売機、小田急トラベル各営業所、一部の旅行代理店、EMotアプリ、スマホ専用webサイト
※西武線、相鉄線、東急田園都市線沿線からも利用できます。

他にもある移動手段

電車やバスなどの交通手段をお伝えしてきましたが、鎌倉市内の移動手段はその他にもあります。
古都鎌倉の空気を感じながら移動するのもおすすめ。

レンタサイクル

天気のいい日、鎌倉を自由にあちこち動きたい、そんな方にはレンタサイクルもおすすめです。
普通自転車から、電動自転車まで種類が取り揃っているので、目的に応じて自転車で移動してみるのも楽しいかもしれません。 鎌倉駅前や長谷駅前で1時間600円から借りることができます。

人力車

せっかくの鎌倉観光、少しいつもと違った体験をしたいなら人力車もおすすめ。
混雑を気にせず乗り心地や風景を楽しみながら、俥夫さんのガイドを聞きながら町巡りもまたオツなものです。

鎌倉市内をスムーズに巡って有意義な旅を

鎌倉市内は、連休などには人で混み合い、思い通りに観光できないこともしばしばあります。車で移動するのは難しいことも。そんな時には電車やバスなどの移動手段を使ってスムーズに観光しましょう。
より多くのスポットを巡って、有意義な鎌倉旅にしてみては?

記事を書いた人
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