江ノ島電鉄「稲村ケ崎駅」より徒歩5分とアクセスのよい位置にある稲村ケ崎公園。海に突き出た岬にある公園で、見晴らしがよく、さまざまな景色が楽しめることで有名です。
今回は、稲村ケ崎公園で楽しめるあじさいについてご紹介。史跡も多い公園で、この立地ならではの爽快な景色が味わえますよ。
さまざまな史跡と眺望で有名
稲村ケ崎は鎌倉幕府滅亡のきっかけをつくった新田義貞の伝説のほか、さまざまな歴史を持ち、その史跡が有名なほか、富士山や江ノ島、夕日などが美しく見えることでも人気な観光地です。
歴史を物語る数々の史跡
1333年に新田義貞が鎌倉攻めをした際に、海に太刀を投げ入れたところ潮が引き、それが突破口となり一気に攻め入ったという伝説が残っており、入口には「稲村ケ崎新田義貞徒渉伝説地」の石碑があります。
また、結核やコレラを発見したドイツの医学者・ロベルト・コッホ博士の記念碑も見られます。コッホは1908年に来日し、極楽寺坂の付近に滞在していました。
公園に入って右手には、兄弟の銅像が見られます。これは、1910年の逗子開成中学ボート遭難碑で、真白き富士の嶺という歌でも知られています。
指折りの絶景で有名
「関東の富士見百景」や、「かながわ景勝50選」に指定されている稲村ケ崎公園。展望広場からは富士山や江ノ島を眺められることや、夕日の名所としても有名。刻々と海や海岸線が夕日に染まってゆき、江ノ島や富士山のシルエットとのコントラストが美しく見ものです。
空気の澄んだ冬には富士山などがはっきりと見えて美しく、春の桜や秋の紅葉、梅雨の紫陽花など、季節によってさまざまな鎌倉の景色を楽しめます。
広い公園内でさまざまなあじさいを楽しむ
稲村ケ崎公園内には、小さく集まっているあじさいや、高さのあるのびのびとしたあじさいなど恰好や色がさまざまなあじさいを見ることができます。
稲村ケ崎公園のあじさいの見頃
稲村ケ崎公園のあじさいは、様々な場所で咲いているため、咲いている場所や種類によっても見頃が多少異なります。例年、日向のあじさいは6月上旬~中旬頃、日陰のあじさいは6月中旬~下旬が見頃となっています。
日向のあじさいは日照りが続くと比較的すぐに痛んできてしまいます。また、6月後半になるにつれて青みが増し、色の変化を楽しめるものもあります。
訪問者を出迎える入口のあじさい
丘の下の広場には、こんもりとした葉の中に次々と花を咲かせるあじさいの姿がちらほらと見えてきます。見渡しながら見つけていくと、なんだか幸せな気分に。
石段の脇や頂上に向かう階段の途中にも、生き生きと咲いているあじさいを見ることができます。
展望広場は写真撮影にぴったり
展望広場は公園でもっとも高台なため、相模湾の眺めが抜群。ベンチもたくさんあるので、景色を眺めつつゆったりと過ごすことできます。
富士山や江ノ島をバックにしたあじさいや、日差しに光る海をバックにしたあじさいなどの写真を撮ることができるので、フォトジェニックなあじさいの写真が撮りたいという人におすすめです。
穴場スポットでゆったりとあじさいを愛でる
富士山や江ノ島の絶景として有名な稲村ケ崎公園ですが、広い公園内には梅雨の時期になるとたくさんのあじさいが花を咲かせる、隠れたあじさいの名所として知る人ぞ知るスポット。
ゆったりと梅雨の景色を楽しみたいという人にぴったりです。
スポット名 | 鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区 |
住所 | 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1 |
電話番号 | 0467-45-2750 |
営業時間 | 24時間 |