自然

宝戒寺で北条氏の歴史と共に感じるあじさいの魅力

2023.07.27

北条氏ゆかりの宝戒寺。四季折々の花の名所としても知られており、秋のお彼岸の頃に境内が白萩で埋め尽くされることから、萩寺という名でも呼ばれているお寺です。
鶴岡八幡宮のすぐ近くにありながら、鎌倉全体が混み合うあじさいシーズンも境内が混雑することは少ないので、穴場スポットとしておすすめ。
ゆったりと見ることのできる宝戒寺のあじさいの魅力をご紹介します。

北条氏ゆかりの花の名所・宝戒寺のあじさいの見頃とは

【宝戒寺】境内を彩るあじさい

春の桜や夏の百日紅、秋の萩や冬の梅など、季節ごとに美しい光景を見せてくれる宝戒寺。
その歴史は1333年に北条氏が滅亡し、その霊を弔うために北条氏の屋敷跡に建立されたことから始まりました。戒壇院が置かれ、国宝的な人材を養成する道場として位置付けられたお寺です。
ご本尊は子育て経読み任命地蔵様であり、鎌倉・江ノ島七福神の毘沙門天(びしゃもんてん)様を含め、多くの仏様がいらっしゃいます。

花の名所である宝戒寺には、入り口のところからあじさいが咲きます。
見頃は、例年だと6月中旬から下旬頃。あじさいが咲き乱れる、という印象はあまりないですが、境内にあちらこちらにあじさいが咲くので、境内を巡りながらゆっくりと鑑賞するのがおすすめです。

歴史ある花の名所で見る色鮮やかなあじさい

宝戒寺はゆったりと見ることのできるお寺でありながら、鎌倉を代表する観光名所である鶴岡八幡宮のすぐそばということで、訪れやすいというのも魅力の一つ。
あじさいシーズンも花の名所として美しい姿を見せてくれるので、ご紹介する見どころをお見逃しなく。

入口で出迎えてくれるあじさいが美しい

【宝戒寺】入り口で出迎えてくれるあじさい

宝戒寺では境内にもあじさいはもちろん咲きますが、あじさいシーズンの到来を告げるように入り口のところにきれいなあじさいが咲いています。ボリュームのあるあじさいが出迎えてくれるので、境内に入る前から期待が膨らみます。
春には桜の花が入り口付近に咲き乱れるので、季節ごとに美しい花が出迎えてくれるお寺。
入り口のところのあじさいが綺麗に咲いていれば、境内のあじさいも見どころという証拠。お寺の前を通るとあじさいの見頃がわかります。

境内に並ぶ可愛らしい色のあじさい

【宝戒寺】境内に並ぶあじさい

緑が多く、自然豊かな印象の宝戒寺の境内では、ずらっと並んでいる可愛らしいピンクのあじさいを見ることができました。あまり大きな株ではありませんが、新緑の中で鮮やかなピンクのあじさいが映えています。
しっとりとした寒色系のあじさいとは一味違う美しさに魅了されます。

【宝戒寺】様々な種類のあじさいが見られる

他にも可愛らしいあじさいが咲いていました。薄いピンクであじさいにしては大きめの花びらが可憐な印象のあじさい。
よく見る品種だけでなく、珍しい形のあじさいも見ることができるのは嬉しいポイントです。

徳崇大権現堂と共に見る趣あるあじさい

【宝戒寺】徳崇大権現堂近くのあじさい

徳崇大権現堂とは、鎌倉幕府執権北条高時を徳崇大権現堂(とくそうだいごげん)として祀られている場所です。
その前にもあじさいが咲き、趣あるお寺の風景と共に見ることができます。
歴史を感じながらあじさい鑑賞ができるのは、お寺ならではの魅力と言えるでしょう。

歴史ある花の名所で季節を感じながらあじさいを堪能

2022年に放映された大河ドラマの影響で、注目された鎌倉幕府執権の北条氏の歴史。北条氏と深いゆかりのある宝戒寺は、ぜひ訪れていただきたい魅力あふれるスポットです。
あじさいシーズンには近くの鶴岡八幡宮や金沢街道沿いのあじさいの名所と共にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

寺院名宝戒寺
住所神奈川県鎌倉市小町3丁目5-22
電話番号0467-22-5512
参拝時間[夏時間 4月〜9月] 開門 9 : 30 閉門 16 : 30
[冬時間 10月〜3月] 開門 9 : 30 閉門 16 : 00
拝観料大人(高校生以上)300円、中学生200円、小学生100円
URLhttps://hokaiji.com/
記事を書いた人
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