長谷駅から歩いてすぐの場所にひっそりと佇む収玄寺。コンパクトな境内ではありますが、四季折々の花々をゆったりと観賞できるのが魅力のお寺です。
時期によっては大混雑する長谷エリアの中で、静かに過ごしたい時は収玄寺がおすすめ。
春の時期は、収玄寺で鮮やかな色合いのつつじの花や桜をのんびりと観賞してみては?
ゆったりと過ごせる境内が魅力
収玄寺は、鎌倉武士だった四条金吾の屋敷跡に建てられた日蓮宗の寺院です。
四条金吾は、北条義時の孫である江間光時に仕えた家臣でした。そして、日蓮が処刑されそうになった際には、切腹する覚悟で刑場に向かったと言われるほど熱心な日蓮宗の信者でもあったのです。
江戸時代後期に寺院になったと考えられている収玄寺。一度お寺は荒廃してしまったものの、光則寺の日慈上人によって大正時代に再建されました。
その境内は広くはないですがきれいに手入れされており、季節ごとに美しい景色で楽しませてくれます。
色鮮やかなつつじと上品な桜に魅了される
収玄寺の境内には、四季折々の花が咲きますが、春にはつつじ、そして年によっては桜も一緒に楽しむことができます。
鮮やかな色合いで元気をもらえそうな収玄寺のつつじとしっとりと美しい桜の魅力をご紹介。
趣ある雰囲気の中に鮮やかなつつじの花が魅力を放つ
こじんまりとして風情のある境内が心安らぐ収玄寺。そんな落ち着いた雰囲気の中で、つつじの色鮮やかさが引き立ちます。
本堂の前に数種類のつつじが咲いていて、本堂の緑の屋根とも相性抜群。
はっきりとした朱色のつつじもありますが、こちらも見ているだけでパワーをもらえそうな雰囲気で目を惹きます。
ゆったりと時を過ごせる境内で、魅力を放っているつつじに心奪われて見入ってしまいます。
山門横に構える立派な一本桜
収玄寺の山門はとても素朴ですが、春にはその横に美しい桜が色付きます。年によってはつつじと同時期に満開になるようです。
色鮮やかなつつじとはまた違う、しっとりとした美しさのある桜の花。一本しかない桜の木ですが、その存在感を存分に発揮して山門横に構えています。
バス通りに面して境内の桜が見えているので、この桜に引き込まれて収玄寺を訪れる方も多いかもしれません。
素朴な中に華やかさを包み込んだ魅力あるお寺
混雑する長谷エリアの中でも、比較的ゆっくりと過ごすことのできる収玄寺。
春は素朴な境内も花々で美しく彩られます。色合いが鮮やかで美しさを放っているつつじや、バス通り沿いに咲く一本桜。コンパクトな境内ながらも魅力あふれる収玄寺の春を堪能してみてください。
スポット名 | 収玄寺 |
住所 | 鎌倉市長谷2-15-12 |
TEL | 0467-25-3238 |
参拝時間 | 7:00~17:00 |
拝観料/入館料 | 志納 |