カフェ

鎌倉・長谷に誕生した『WITH Kamakura』は自分らしい鎌倉時間を過ごす場所

2023.07.25

鎌倉の中でも観光スポットの多い長谷に、2023年1月15日(日)に注目の新スポットがオープンしました。
複合施設である『WITH Kamakura』では、衣・食・住・遊・働とさまざまなジャンルの体験が可能だとのこと。オフラインでの体験を大切にした新スポットのこだわり、展望をお伝えしていきます。

温もりに包まれる空間に込められた想い

WITH Kamakuraは、築220年という長い歴史を持つ古民家をリノベーションした合掌造の建物が印象的。この建物は、移築家によって岐阜県白川郷から移築されて以来70年にわたってこの地に佇んでいたとのこと。立派な梁や柱、囲炉裏、三角屋根…どれをとっても歴史と温もりが感じられます。
この貴重な古民家で、さまざまな価値観をもった人が集まって交流し、新たな発見ができるような生身の体験をしてほしいという想いから生まれたスポット。
オフラインの体験だからこそ得られる感覚を大切にしているのです。そして、心が動き出すような、予想外の発見をしてほしいという想いが詰まっています。

このこだわり空間のクリエイティブディレクションは、俳優やプロサーファー、ブランドディレクションなど幅広い分野で活躍している中村竜さんが行っています。インテリアコーディネートはTRIPSTER、心地よい庭はボタニカルブランドであるザ・ランドスケーパーズが手掛け、その庭には数々のインスタレーション作品を制作している栗林隆さんのアート作品[stump001 kamakura]も作られています。

特別な庭に面したカフェでゆったりくつろぐ

WITH Kamakuraの入口を入ると、モダンな雰囲気にリノベーションされつつも、歴史を感じる建物の良さもしっかり残されているところに魅力を感じます。

優しい光が差し込む、庭に面したカフェの手前にあるセレクトショップ『Select by WITH』には、選び抜かれたセンスの良いアパレルや小物が並びます。
その奥のカフェスペースでは、四季折々の表情を見せてくれる庭を眺めつつ、美味しいコーヒーなどカフェメニューをいただくことができます。

囲炉裏の面影が残る空間でゆっくり過ごす時間は、日常を忘れてまったりとできる特別な時間になること間違いなしです。カフェのメニューはコーヒーだけでなく、サンシャインジュースやモロッコビールのメニューなどもあります。
お腹が空いているときは七里ヶ浜にあるパシフィックベーカリーのパンを味わうことも。常時4種類ほどのベーカリーメニューが並ぶそうですが、メニューは変わっていくそうなので、行った時のお楽しみにしてみてください。

2023年1月25日(水)からは毎月第4水曜日に、『竹庵(ちくあん)』のメニューをランチ(11:00~15:00までの予定)で楽しむことができるそうです。竹庵は鎌倉の地元住民に愛される老舗のお蕎麦屋さん。特別なWITH Kamakuraとのコラボメニューもあるので、ぜひ試してみてください。

カフェスペースの奥にはギャラリー・展示会スペースがあり、2月いっぱいは横山泰介氏の写真展「グランブルー」が開催されています。横山氏は稲村ヶ崎の波の写真がきっかけとなって写真家になった方です。
さらにキッチンスペースがありますが、そこは貸し出してくれるそうで、料理教室の他、撮影スタジオとしての貸し出しも計画されているそう。
庭には栗林隆さんがプロデュースする[stump001 kamakura]があり、こちらは元気炉プロジェクトから派生したアート作品。野生の植物や薬草を使ったスチームの中で、気軽にアートを体験できます。

カフェから眺める庭には、アート作品だけでなく、もちろん鎌倉らしい風景を見せてくれる植物も。坂ノ下を象徴するあじさいが群生しているそうで、梅雨の時期が楽しみになります。お天気の良い暖かい日には、縁側のようなテラス席でゆっくり過ごすのがおすすめ。

隠れ家のような空間で仕事に集中する

階段を上がっていくと、2階にはコワーキングスペースとしての使用が想定された隠れ家のような空間があります。畳が敷かれた和の空間というのが、落ち着いて作業するのにぴったり。
階段を上がって行く前に靴を脱ぐので、リラックスして作業できそうです。ミーティングルームも備えています。もちろんリモートワークに使えるようにWi-Fiやコンセントも完備。

自然に囲まれた落ち着ける空間で仕事をすれば、集中力も高まり、いつもとは違う発想も生まれるかもしれません。家やいつもの職場とは違う空間で、環境をガラリと変えて作業したいという方におすすめのスペースです。和風モダンな隠れ家のような空間は、よく目にするおしゃれなコワーキングスペースとは一味違う感覚を味わえます。
展示会やイベントの時には、キッズスペースとして利用することもできます。和室なので、お子さんもゆっくり過ごせそう。
ワーキングスペースの利用料金は、ドロップインで1日3,000円です。ソフトドリンク・コーヒーが付いています。

落ち着く屋根裏で自分と向き合う

和な雰囲気のワーキングスペースからさらに上に行くと、開放的な空間が広がります。合掌造りならではの三角屋根の屋根裏スペース。こちらでは、静かに流れる時間の中で自分と向き合うことができます。
平日の午前中には、自分と向き合うのにぴったりのヨガクラス『Sankaku YOGA』が開催されています。曜日ごとにインストラクターの方が異なるため、参加する日によってクラスの内容はさまざま。
バリエーションに富んだ内容なので、毎日通っても飽きることはなさそうです。お気に入りの先生のクラスに、固定で通うこともできます。

自分のペースで通い自分と向き合う時間を作ることで、新たな発見ができるかもしれません。
ヨガクラスの対象は初心者から経験者まで。それぞれレベルアップを目指していくことができます。土日も不定期でスペシャルレッスンを開催する予定だそうなので、平日は参加できないという方にもチャンスがあるのが嬉しいところ。料金は1回2,000円です。
主催は”SHONAN beach YOGA”。「feel Shonan」という神奈川県沿岸エリアの活性化プロジェクトの一つとしてスタートしました。各地でヨガプログラムを企画・運営し、ヨガを通じて自然や人とのつながりを大切にする気持ちを持ってほしいとの想いで活動しているそうです。

現在、屋根裏スペースでは鈴木商店によるモロッコラグのPOP UPが開催されています(〜2023年2月15日(水)まで)。スペース一面にラグが広げられ、厳選されたモロッコのビンテージラグをゆっくりと見ることができます。こちらのPOP UP開催期間は、2階でヨガクラスが行われています。
イベントなどがない時には、午前中はヨガクラス、午後にはワークショップやイベントスペースとして使うことができます。カフェで買ったコーヒーを持って、3階で休憩することもできるそうです。

注目の新スポットで自分らしい鎌倉時間を過ごそう

ゆったりとした時間の流れる長谷・坂ノ下にできた新スポット『WITH Kamakura』。歴史と趣がある建物の中で、新しい自分を発見できそうなイベントが多く開催される予感。さまざまな可能性を広げられるように、ゆとりを持ったつくりをしているのが印象的です。
まずは訪れて、ゆるりと鎌倉時間を過ごすのも良さそう。自分らしい鎌倉時間を思い思いに過ごしてみては?

スポット名WITH Kamakura
住所鎌倉市坂ノ下3-7
アクセス江ノ島電鉄長谷駅 徒歩約6分
電話番号0467-33-5521
営業時間9:00 ~18:00
URLhttps://with-project.jp/
記事を書いた人
『Buzz Trip Kamakura』は「鎌倉の楽しさや美しさを、日本はもちろん、世界の人々に広めたい」をコンセプトとした鎌倉の情報サイトです。鎌倉のWebコンサルティング会社 株式会社BEEPが運営しています。 国内外からの観光客の方々はもちろんのこと、鎌倉を訪れる全ての人たちに、鎌倉で過ごす時間や体験をより一層素晴らしいものにしていただくお手伝いを目的とし、鎌倉のファンになっていただければと考えています。 株式会社BEEPについては、こちら