スイーツ

やさしい手づくりの味「菓子屋 中島」ふらりと寄りたくなる、夫婦が営む和菓子屋

2025.12.18

江ノ電の音が日常にまざるまち、鎌倉・腰越。観光地の喧騒とは少し離れた場所に、おしゃべり好きなご夫婦が営む和菓子屋があります。それが 「菓子屋 中島」。

こぢんまりとした素朴な外観で、初めてでも入りやすいやさしい雰囲気。店先からもう“ほっとする空気”が漂っています。店主の中島さんは腰越のご出身。18年の修行を経て、地元で店を開きたいという思いをかたちにしました。

看板の“ふわふわどら焼き”に、心がほどける

お店の看板商品はどら焼き(172円)。卵をしっかり泡立てて、米粉を少し混ぜた生地はふわふわ。そこに、自家製の柔らかめにつくった粒あんがたっぷり。しっとり、ふんわり、そしてどこか懐かしい味わいです。今日のおやつにも、お土産にも。そんな気分に寄り添ってくれる一品です。

もうひとつの名物が、津村まんじゅう(162円)。オープン前から長い時間をかけて試行錯誤し、開店1周年の節目に完成した茶まんじゅうです。さらにその後も、配合を変えるなどしてブラッシュアップを重ね、今のかたちへと進化してきました。
素朴だけれど、奥行きのある味。店主さんの丁寧な性格がそのままお菓子になったような、大事に食べたくなるおまんじゅうです。
みたらし団子(2本300円)も、地元で静かにファンの多い一品。ほっとする甘じょっぱさで、歩きながら食べたくなる味です。散歩のお供にもぴったりです。

季節菓子・和洋折衷のお菓子も充実

季節の素材を使った限定菓子や、洋菓子のニュアンスを取り入れた“和洋折衷の菓子”も人気。和菓子があまり得意ではないという方も、きっと食べてみたくなるお菓子に出会えるはずです。

「毎年少しずつアップデートしていきたい」

「幅広い世代の人に喜んでもらえる菓子を作りたい」

その言葉のとおり、商品だけでなくサービスや店の雰囲気も、少しずつ進化しているのがこの店の魅力です。

“腰越のこれから”と一緒に歩きたい店

腰越は、いま若い世代の移住者が増えているエリア。小さな飲食店や宿がゆっくり増え、「暮らすように旅する」空気が漂っています。

菓子屋なかじまも、この街の“これから”をつくる存在のひとつ。地元に根ざしたお店が増えていくことは、観光客にとっても、住む人にとっても嬉しい変化です。甘いものが好きな人はもちろん、鎌倉の“日常”に触れてみたい人にこそ立ち寄ってほしい一軒です。

こんな人におすすめ

  • 手づくりの和菓子が好きで、素朴なおいしさを求めている人
  • 甘いもの好きの友達や家族への、気取らない手土産を探している人
  • お散歩にちょっとしたおやつを連れていきたい人

店舗情報

店名菓子屋中島
住所鎌倉市津西1-4-21
営業時間9:00〜17:00
定休日火、水曜
アクセス江ノ電腰越駅から徒歩約10分
Instagramhttps://www.instagram.com/kashiya_nakajima/
記事を書いた人
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