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鎌倉でふっと息をつける、山形そばのお店|おそばと郷土料理 ふくや

2025.11.27

鎌倉駅東口から徒歩6分。鎌倉えびすで知られる本覚寺の近くを歩いていると、きりっとした表情のだるまが描かれた、かわいらしいのれんが目に留まります。小さな引き戸をそっと開けると、そこは「ふくや」。カウンターだけの、こぢんまりとしたお蕎麦屋さんです。

店内は木のぬくもりがふわりと広がる空間。どこか肩の力がぬける落ち着いた雰囲気があります。
ここで楽しめるのは、山形そばと素朴な郷土料理。夜は壁に貼られた手書きのメニューを眺めながら、ちょっとしたおつまみを選べる“居酒屋時間”に変わります。玉こんにゃく、だし巻、ポテトサラダ、芋煮……どれも気取らないのに、つい手がのびてしまう味ばかり。

お酒はビールや焼酎、ハイボールとひと通りそろい、中でも目を引くのが山形の地酒たち。注文すると「お好きなおちょこをどうぞ」と選ばせてくれるのも、ふくやならではの楽しさ。
旅の途中でふらりと寄って、一杯ひっかける――そんな使い方も似合うお店です。

鶏出汁が効いた田舎そば

ふくやのそばは、ひと目でわかる“黒っぽさ”と“太さ”が特徴。つるっとはいかないけれど、その代わりに噛むほど味が広がる力強さがあって、とにかくおいしい。食べ応えのある、満足感の高いそばです。

そばのメニューはいくつかありますが、中でもおすすめは、山形の名物 「肉そば」。つったい(冷)・あっつい(温)から選べます。山形では冬でも冷たい肉そばを食べるのが主流なのだとか。
さらに壁のメニューには“肉そばにはコレ”と書かれた日本酒がさりげなく貼られていて、つい合わせたくなります。

肉そばは、鶏とかつおの合わせだしに、山形らしい太い田舎そばを合わせた一杯。上にはねぎとチャーシュー。親鶏でつくったチャーシューは、噛むほど旨みが広がるクセになる歯ごたえです。
つゆには鶏の旨みがじんわり。鶏の脂がすっと溶けこんだつゆが太いそばに絡んでいき、噛むほどにおいしさが深まっていく。気づけば夢中で食べ進めてしまう、そんな一杯です。

こんな人におすすめ

  • 観光地の喧騒から少し離れて、落ち着いて食事をしたい
  • 太めのそばが好き、または気になる
  • 夜の“しっぽり一品飲み”が好き
店名ふくや
住所248-0007 神奈川県鎌倉市大町1丁目6−23
営業時間ランチ:11:00〜15:00
ディナー:18:00〜22:00
定休日火、水曜、不定休
アクセス鎌倉駅東口から徒歩約6分
Instagramhttps://www.instagram.com/fukuya_official_/

記事を書いた人
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