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鎌倉でいちご狩りを楽しもう♪【鎌倉観光いちご園】

2024.03.08

鎌倉にもいちご狩りができる場所があるのをご存じですか?
それは鎌倉市の笛田という場所にある『鎌倉観光いちご園』。バスやモノレールでのアクセスが可能で、観光の合間にも訪れることができる気軽さが魅力的です。
今回は鎌倉でのいちご狩り、そして『鎌倉観光いちご園』について、いちご園を経営されている郷原さんにお話を伺ってきました。歴史的な寺社仏閣や海や山だけではない、鎌倉の楽しみ方を紹介します。

鎌倉でのいちご狩り事情について

鎌倉でいちご狩りができるスポットはどれほどあるのでしょうか?
まずは、鎌倉のいちご狩り事情について見ていきましょう。

鎌倉のいちご狩りスポットはどこ?

実は、鎌倉でいちご狩りができるスポットは、今回インタビューさせていただいた郷原さんの運営する『鎌倉観光いちご園』だけなんです。

郷原さんによれば、鎌倉市は新しく就農でハウスを建てるのは難しく、いちご園を作る条件に合う場所も多くないとのこと。

つまり鎌倉でいちご狩りと言えば、『鎌倉観光いちご園』ということになります。湘南モノレールの湘南深沢駅から徒歩約10分で、車がなくてもアクセス可能なので、鎌倉の他のスポットを巡る中で、プランに入れることができます。

鎌倉でいちご狩りができる時期

鎌倉観光いちご園でいちご狩りが楽しめる時期は、1月〜5月。「いちご狩りが始まったらすぐ行きたい!」という人は、1月や2月がおすすめ。春休みの思い出作りをしたいという人は3月に訪れるのが良さそうです。春になってからだと、鎌倉のさまざまなスポットを観光するにも気持ちが良く、美しい花々など見どころも多いのではないでしょうか。

こだわりのいちごを味わえる『鎌倉観光いちご園』

鎌倉観光いちご園は、品種へのこだわりがあったり、いちご狩りをより楽しめる工夫がされていたりと、魅力に感じるポイントが多くあります。鎌倉で唯一といういちご狩りスポットについて紹介していきます。

『鎌倉観光いちご園』の始まりとは?

鎌倉でいちご狩りを楽しむならここ!という鎌倉観光いちご園。まずその名前の由来をお聞きしてみました。なぜ名前に“観光”と入っているのでしょうか?
郷原さんいわく、いちご園を始めた時には民間のいちご狩りスポットがほぼなく、一般のお客さんが農園に入れる認識がない時代だったとのこと。誰でもいちご狩りができるという認識をしてもらうため、あえて“観光”と入れたそうです。

一般のお客さんを呼び込むことから始まった鎌倉観光いちご園は、郷原さんの先代からスタートしたとのこと。先代が温室栽培を始めた際に、今後の見通しを考え、全国的に見て生産者の少なかったいちご栽培を高設栽培(こうせつさいばい)で始めました。高設栽培とは、栽培ベンチで栽培容器を作業しやすい高さに上げた栽培方法のことです。

鎌倉観光いちご園では、地面から80cmの高さにいちごの実があるので、大人も子どもも摘み取りやすいという点が、親子連れに人気の理由の一つ!

『鎌倉観光いちご園』の場所の魅力

鎌倉観光いちご園には駐車場が用意されているので車で行くことができますが、公共交通機関でのアクセスも良いところが嬉しいポイントです。湘南モノレールの湘南深沢駅から徒歩約10分、江ノ電バスの深沢停留所からも約10分ほど。湘南モノレールでは江ノ島へ、江ノ電バスでは鎌倉大仏へ行けるなど、観光地を経由することが可能な便利な立地です。鎌倉観光のついでにいちご狩りができますね!
実際に、以前は県外の人が観光ついでに訪れることが中心だったのだとか。近年では、認知度が増したのか、県内や市内から訪れる人も多いのだそうです。

『鎌倉観光いちご園』のいちごへかける想い〜栽培方法・品種〜

「あの品種がおいしいのではなく、あそこのいちごが美味しいといってもらうこと」がコンセプトと語る郷原さん。だからこそ、どこにでもある多品種栽培はしないと言います。

  • 紅静:農園のオリジナルブランドのいちご。
  • 紅ほっぺ:静岡県の登録品種で、全国的に人気が高い。

鎌倉観光いちご園で味わえるのは、2種類のいちご。紅静は、先代が残したというオリジナルブランド。紅ほっぺを研究し、改良して安定的に生産できるようになったとのことです。味は紅ほっぺに近く、甘味だけでなく酸味とのバランスにこだわっています。

そして、栽培方法に関しても農園のこだわりが見られます。今では高設養液栽培という栽培方法が主流だそうですが、こちらのいちご園ではNFT水耕栽培という方法を採用。この方法は、地元の水を使用するとのことで、先代から変わらない方法を取ることでオリジナルブランドの味を守っています。

栽培方法に関しては、一般的には栽培している台はカバーが下までかかっており反対側が見えないのですが、こちらのいちご園では台の反対側が覗けるようになっています。いちごがぶら下がっている可愛らしい景色が見られるので、その点も注目してみてください。

いちご狩り体験の流れ

実際に、農園のこだわりが詰まったいちごを楽しむには?
編集部スタッフがいちご園にお邪魔してきました!当日の写真を添えて、いちご狩り体験の流れをレポートします。

1.いちご狩りの予約をする

  • 土曜日:予約制
  • 日曜日:10時のみ予約可、11時以降は当日受付可

鎌倉観光いちご園では、ネットから予約が可能です。公式サイトに予約カレンダーが載っているので確認してみましょう。
現在、土日に営業していて、その週の月曜日から予約を受け付けているとのこと。いちごの生育状況によっては営業していない日もあるようなので、公式サイトを確認してから予定を立てるのがおすすめです。日曜日は、当日受付もしてくれますが、いちごがなくなり次第終了してしまうので、早めの時間に行ってみるのが良いでしょう。

2.農園を訪れて受付をする

いちご園に着いたらまずは受付。その後、収穫方法の説明を受けます。

3.いちご狩り体験へ!

ハウスへ案内されたら、いちご狩り体験のスタートです。ハウス内には、きれいな赤いいちごがずらりと並んでいます。紅静、紅ほっぺとも自由に食べ比べができるので、美味しそうないちごを選んで、食べ比べしながら味わってみてください。
いちご狩り体験は30分間。じっくり堪能できますね。

4.片付けて体験終了

ヘタを入れた容器を片付けて、いちご狩り体験は終了。現地の即売所では、いちごを買うことができます。お土産に選んでみてはいかがでしょうか。

『鎌倉観光いちご園』のおすすめをご紹介!

鎌倉観光いちご園の郷原さんに、いちご狩りに関するおすすめをお聞きしてみました。鎌倉観光いちご園でいちご狩りをする時の参考にしてみてください。

おすすめの時期

郷原さんのおすすめは、1月〜2月!その理由は、「1番果(いちばんか)」と呼ばれる一番最初になる実を食べることができるから。

最初なので苗がまだ疲れておらず、味が乗りやすいそうです。さらに、糖度を上げるためには時間をかけてゆっくり熟す必要があります。そのため、ハウス内でも気温が低い時期は糖度が上がりやすいのだとか。

おすすめの食べ方

紅静、紅ほっぺの2種類が味わえるので、両方とも美味しそうなものを厳選して食べてみてください。
郷原さんいわく、完熟のもので収穫した時に「パキッ」と音が出るものや、ヘタが反り返ったなで肩のものが格別に美味しいとのこと。「それらの見た目と味の違いを楽しみながら食べてください」と教えてくださいました。
練乳が無料でおかわりできるそうですが、その理由は練乳がなくても甘いという自信があるから。いちごの自然の甘みを存分に味わってください。

おすすめのお土産・商品

いちご狩りを楽しんだら、現地の即売所でお土産にいちごを買って帰る人も多いのではないでしょうか?採れたてのいちごを家でも楽しめたり、大切な人へのお土産にできたりするのも、いちご園を訪れる楽しみの一つです。
鎌倉観光いちご園では、心惹かれる商品がたくさん。

  • いちごサンド
  • スムージー
  • おでん
  • 焼き芋
  • ポップコーン など

いちごに関係する食べ物以外にも、魅力的なメニューが揃っているのは嬉しいですね。塩気のあるもので、甘くなった口をリセットすることもできます。日によって商品は異なるそうなので、季節にあった味わいを楽しみましょう!

ゆっくりできるスペースもあるので、鎌倉観光の一休みにもおすすめ!オンラインでいちごを購入することもできるので、残念ながら足を運べないという人も、ぜひオリジナルブランドの紅静を味わってみてください。

みんなの再会の場に。『鎌倉観光いちご園』のこれから

先代から38年ほど続くという『鎌倉観光いちご園』。子どもの頃に訪れた人が、数十年後に自分の子ども、さらに数十年後に孫を連れて来ることもあると言います。
いちご狩りは時期が限られているからこそ、この時期だけの楽しみとして、家族の恒例行事になるケースもあるようです。

郷原さんのコメント:
毎年この時期になると、いちご狩りで再会しご飯を食べに行くといったご家族、ご友人、職場の方々が多くいらっしゃいます。一般的には年齢を重ねるごとに接点は減ってしまうと思うのですが、いちご狩りを『再会の場』にしてくれるのは嬉しいですね。子どもからお年寄りまで楽しめるような、家族や仲間の成長や変化を話せる空間にしていきたいと思います。

郷原さんは、今後のいちご園について語ってくださいました。幅広い世代に人気のいちご狩り。家族はもちろんのこと、仲間同士で体験するのも楽しいものです。

『鎌倉観光いちご園』で春の思い出を作りたい

鎌倉では今のところ唯一いちご狩りができるスポットとして38年に渡って営業し、紅静というオリジナルブランドも味わえる『鎌倉観光いちご園』。
家族で、仲間同士で、鎌倉観光と共に訪れたいスポットですね。自然散策やお寺めぐりだけではない鎌倉を、いちご狩りを通してぜひ体験してみてください。

施設名鎌倉観光いちご園
住所神奈川県鎌倉市笛田2-11
TEL0467-31-5339
営業時間10:00~
利用料金小学生以上:2500円 幼児:1300円(1歳未満無料)
URLhttps://kamakura15.com/
記事を書いた人
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