食べる

からだも心も満たされる、裏小町の新しい寄り道|日本酒ワインとおばんざい

2025.11.17

ーーただいま、と言いたくなる場所。

2025年10月、鎌倉の地元住民に愛されるディープエリア「裏小町」に、新しい居酒屋が誕生しました。店の名は「日本酒ワインとおばんざい」。着物に割烹着姿のおかみ・サナエさんがひとりで切り盛りするお店です。大皿に盛られたおばんざいと、お酒好きのおかみの選りすぐりの日本酒やワインが並びます。

「ただいまと家に帰ってきたような、ほっとする雰囲気で美味しい飯と酒を楽しんでいただきたい」といいます。

カウンターだけのあたたかな空間は、ひとりでふらりと立ち寄るのも、2〜3人でしっぽり飲むのにもぴったり。気づけば長居してしまうような、そんな居心地のよさがあります。

店主のサナエさんは山形県出身で、実家は米農家。これまでさまざまな飲食店で経験を積み、2025年1月からは近隣の店舗で週1回の「間借り酒場」を開いてきました。この秋ついに自分の店を構えることに。「日々の“酒修行”と称して飲み歩くのが何よりの趣味」という、根っからの酒好きです。

店の魅力は、なんといっても“少しずついろいろ食べられる”おばんざい。

常時7〜8種類が並び、好きなものを一品だけ頼むのもよし、少しずつ味わえる「5種盛り」も人気です。小鉢に盛り付けられた彩り豊かな料理は、見た目にも楽しく、どこか懐かしい味わい。

身体にやさしい素材を使ったおばんざいは、食べるほどに心までほぐれていくようです。

そして、ぜひ食べてほしいのが〆の「新米と豚汁セット」。山形にいるサナエさんのお父さんが送ってくれるという新米は、つやつやで粘り気があり、噛むほどに甘みが広がります。自家製みその豚汁には、ごろごろと具がたっぷり。お酒を楽しんだあと、ほっと一息つくには最高の一膳です。

「深夜に、コンビニ飯やラーメン以外の選択肢をつくりたくて」と、サナエさん。そんな想いから生まれた〆ごはんには、優しさが詰まっています。

食事をしっかり楽しむのもよし、おばんざいをつまみにゆっくり飲むのもよし。小町通りのにぎわいから少し外れた“裏小町”で、静かにくつろげる居場所がまたひとつ増えました。

ビルの2階にあるため、少し入りづらく感じるかもしれませんが、心配はいりません。一見さんでも、サナエさんが笑顔で迎えてくれます。

こんな人におすすめ:

  • ひとり飲みでも落ち着いて過ごしたい人
  • おばんざいをちょっとずつ楽しみたい人
  • 夜の鎌倉で、静かな時間を過ごしたい人
店名日本酒ワインとおばんざい
住所鎌倉市小町2-9-22 誠友ビル 2-B
営業時間17:00〜24:00
定休日火、隔週水
アクセス鎌倉駅東口徒歩から3分
Instagramhttps://www.instagram.com/o_banzai_kamakura/

記事を書いた人
『Buzz Trip Kamakura』は「鎌倉の楽しさや美しさを、日本はもちろん、世界の人々に広めたい」をコンセプトとした鎌倉の情報サイトです。鎌倉のWebコンサルティング会社 株式会社BEEPが運営しています。 国内外からの観光客の方々はもちろんのこと、鎌倉を訪れる全ての人たちに、鎌倉で過ごす時間や体験をより一層素晴らしいものにしていただくお手伝いを目的とし、鎌倉のファンになっていただければと考えています。 株式会社BEEPについては、こちら

記事を最後まで読んでくれてありがとう!

「BUZZ TRIP Kamakura」は、まちのコインの加盟スポットです。 記事を最後まで読んでくれたお礼に、クルッポを差し上げます。

アプリからQRコードを読み取るか、スマホから「クルッポをGET」をタップ!