自然

光則寺の白藤とノダフジの魅力に心惹かれる

2023.07.25

光則寺は長谷エリアにあり、長谷寺からもとても近いにもかかわらず、長谷寺が大混雑の時期でもゆったりとした時間の流れるお寺です。あまり目立たないお寺ではあるものの、季節の花々がきれいに咲き誇る隠れた花の名所。
桜の季節が過ぎると、参道から藤の花で楽しませてくれます。光則寺の白藤とノダフジの花の魅力をご紹介。

花の隠れ名所・光則寺で自然を存分に感じる

長谷の観光スポットの間にあり、少し奥まった場所にある光則寺。観光名所である長谷寺の近くですが、光則寺周辺は静かな雰囲気に包まれ、ゆっくりと観光することができます。
1274年、北条時頼の側近である宿屋光則の屋敷に、日蓮上人の弟子日朗上人が開いたお寺。1260年に日蓮上人が「立正安国論」を幕府に出した場所としても知られています。

落ち着いた雰囲気の境内には四季折々の花が咲く美しい庭があり、樹齢約150年と言われるカイドウの花は毎年見事に咲き誇ります。その美しい光景は、本堂の趣ある様子と相まってより美しく感じられます。
海棠の他にも梅の花やあじさい、参道の桜などが咲くスポットとして有名で、季節ごとに人々の目を楽しませ、自然の豊かさを感じさせてくれるところが魅力のお寺。

春の花の寺は魅力的な光景で溢れてる

光則寺の春は、豊かな自然を全身で感じられる魅力溢れる季節です。冬の終わりに梅の花が咲き、桜、カイドウ、藤の花と続きます。
今回は藤の花の魅力を中心にご紹介。光則寺では藤色のノダフジの他に、爽やかな白藤も楽しむことができて贅沢です。
ノダフジの見頃は、例年だと4月中旬から5月上旬。白藤の方がノダフジよりも少し見頃が遅いことが多いようです。

門前の白藤の魅力に吸い寄せられる

光則寺を訪れると、まず出迎えてくれるのが白藤。光則寺の立派な門の手前で見ることができます。白藤は可憐な姿で輝きを放っていて、新緑と白藤の爽やかな光景に心が奪われてしまいそう。
房の長い白藤が見事に咲く様子はとても魅力的です。
光則寺を訪れる多くの人が、白藤の魅力にまず最初に引き込まれるでしょう。その様子を見ると、春の花の寺への期待が高まります。

立木仕立てのノダフジは藤棚とは違う魅力をもつ

光則寺の境内に入ってから見ることができるのは、門前の白藤とは一味違う魅力があるノダフジです。このノダフジは藤棚ではなく立木仕立てで、自然の中で力強く咲いています。
このように咲く藤を見る機会は少ないのではないでしょうか。
藤棚に咲き誇る藤の花も美しいですが、光則寺のノダフジのようにワイルドに咲く藤の花もまた異なる魅力があります。

つつじにコデマリ…春の光則寺は魅力満載

光則寺の境内には、色鮮やかなつつじの花も咲いています。可憐な印象の白藤や、自然味溢れるノダフジとも異なる美しさがあるつつじ。緑の中で、紅紫が映えてきれいです。
緑豊かな境内の中でも、ひときわ目立って存在感を感じられます。

色鮮やかなつつじと対照的に、白いぽんぽんとした花の姿が愛らしいコデマリも境内に見られます。
赤と緑の山門の近くに咲くコデマリは、色鮮やかな山門をバックに美しさが際立っています。

春の光則寺で花の魅力に包まれたい

隠れた花の名所として知られる光則寺では、春は特に多くの種類の花を楽しむことができます。
桜のシーズンが過ぎた後は、白藤とノダフジという異なる魅力がある藤の花を見ることができておすすめ。
人の多い長谷エリアで一息つきたい時に訪れていただきたい魅力的なスポットです。

スポット名光則寺
住所神奈川県鎌倉市長谷3丁目9-7
電話番号0467-22-2077
拝観時間8:00~17:00
拝観料大人(高校生以上):100円
小・中学生:無料
記事を書いた人
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