自然

英勝寺の白藤(シロフジ)で爽やかな春の雰囲気を感じる

2023.05.02

鎌倉で唯一の尼寺である英勝寺。鎌倉駅から徒歩10分とアクセスが良いので、気軽に訪れることができます。自然豊かな環境の中で、四季折々の花々が咲き、訪れる人々の目を楽しませてくれるのも魅力の一つ。桜のシーズンが落ち着き、ゴールデンウィーク辺りには、白い藤の花が美しく咲き乱れます。
英勝寺の白藤の魅力についてお伝えします。

四季折々の風景が美しい鎌倉唯一の尼寺

英勝寺は、1636(寛永13)年に、江戸幕府の初代徳川家康の側室・お勝の方を開山として創建されました。お勝の方は、後の英勝院です。英勝院尼は、徳川家康に仕えてた際に、戦に必ず勝利をもたらしたので「お勝ちの方」と呼ばれたとのこと。
英勝院尼の死後も、水戸家の姫君が代々住職を勤め続けました。しかし6代目の清吟尼を最後に水戸家空の住職が絶えてしまったため、徳川家の支援で維持されていたと言います。

花の寺としても有名で、春には白藤、初夏のあじさい、秋の紅葉、冬の梅など、季節ごとに美しい光景を見せてくれるお寺です。江戸初期の貴重な建造物も趣があって魅力的。

英勝寺の白藤(シロフジ)の見頃

他ではなかなか見ることのできない白藤。
英勝寺では、例年4月下旬から咲き始め、5月上旬のゴールデンウィーク辺りで見頃を迎えます。
満開の時には、輝くように美しく咲き誇る白藤。英勝寺は、連休の混雑した鎌倉から少し抜け出して、ゆったりと白藤を見ていただきたいスポットです。

春の鎌倉に来たら輝く白藤(シロフジ)の姿は見逃せない

藤の花と言えば、薄紫のような色を思い浮かべると思いますが、英勝寺には白藤が咲き、その光景は目を奪われてしまうほどに美しいです。
白藤を見にお寺を訪れる機会はあまりないと思いますが、英勝寺の白藤はわざわざ訪れて一見する価値あり。
英勝寺の白藤の見どころをご紹介します。

書院の脇で咲き誇る白藤(シロフジ)の美しさに息をのむ

英勝寺に入って書院の方に進むと、その横に藤棚があり、白藤が美しい様子で咲き誇っています。周りを甘い香りで包み込み、訪れる人々を魅了してやみません。
その美しさをとどめておこうと、カメラを構える方が多くいます。

一般的な薄紫の藤色ではなく、白く可憐な美しさを見せてくれる英勝寺の白藤。
タイミングよく満開の時に訪れることができれば、降り注ぐように咲き乱れる白藤を見ることができます。その光景に目が釘付けになるでしょう。

竹林とともに見る白藤(シロフジ)もまた美しい

英勝寺の書院の隣には竹林があり、その光景も風情があって心を落ち着けたい時におすすめ。
そんな竹林と一緒に見る白藤も、美しさが際立って見逃せません。

藤棚の下に入って見上げると、少し幻想的にも感じる光景を見ることができます。
白藤の後ろの新緑が透けて見え、うす黄緑のようになったその姿は爽やかさも感じます。豊かな自然が溢れていることを実感できる風景です。

新緑の中で美しさを放つ白藤(シロフジ)の姿に釘付けになる

英勝寺の中に藤棚は一カ所なのですが、様々な角度から見ることによって、その見え方が変わり多くの魅力を見つけることができます。
少し離れて白藤を見てみると、新緑の中で太陽の日差しを浴びた真っ白な白藤の美しさが際立っています。

新緑と白藤、そして青空の組み合わせも爽やかで、思わず立ち止まってずっと見入ってしまう光景。

春の英勝寺で、いつまでも見ていたい白藤の魅力を発見

他のスポットでは、なかなか目にすることのない白藤。その美しさはどこか特別感があり、見る人々を引き付けています。英勝寺は白藤の名所として知られているので、これを目的に毎年訪れる方も多いよう。
この春は、白藤の甘い香り、そして爽やかな魅力を感じに英勝寺を訪れてみては?

スポット名英勝寺
住所神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
電話番号0467-22-3534
拝観料大人:300円、高校生:200円、中学生以下:100円
拝観時間9:00~16:00(木曜は休み)
記事を書いた人
『Buzz Trip Kamakura』は「鎌倉の楽しさや美しさを、日本はもちろん、世界の人々に広めたい」をコンセプトとした鎌倉の情報サイトです。鎌倉のWebコンサルティング会社 株式会社BEEPが運営しています。 国内外からの観光客の方々はもちろんのこと、鎌倉を訪れる全ての人たちに、鎌倉で過ごす時間や体験をより一層素晴らしいものにしていただくお手伝いを目的とし、鎌倉のファンになっていただければと考えています。 株式会社BEEPについては、こちら