チョコレートを目的に鎌倉へ。メゾンカカオ新本店と、冬の甘い寄り道|2026年バレンタイン特集
もうすぐバレンタイン。甘いものが、理由なく許される季節がやってきました。
鎌倉には、実はチョコレートを目当てに歩きたくなるお店がいくつもあります。友達と一緒に、パートナーと並んで、あるいはひとりで。お寺や海だけじゃない、「甘い鎌倉散歩」も意外と楽しいもの。
なかでも2026年のバレンタインシーズンにぜひ立ち寄ってほしいのが、昨秋、若宮大路に誕生したメゾンカカオの新本店。鎌倉らしい通りにすっと溶け込みながらも、どこか特別感のある一軒です。
この記事では、メゾンカカオの新店舗を中心に、冬の鎌倉でつい立ち寄りたくなるチョコレートのお店を紹介します。
今年絶対チェックしたい、メゾンカカオの新本店

メゾンカカオは2015年に鎌倉で生まれた、アロマ生チョコレートのブランド。世界最高峰のチョコレートを認定する国際コンペティション、アカデミー・オブ・チョコレートでも、何度も評価を受けてきた実力派です。そんなメゾンカカオが2025年11月、ブランド最大規模となる新店舗をオープンしました。

若宮大路の一角に佇む、白亜の美しい建物。地元住民なら誰もが、工事中から「次は何になるのだろう」と心待ちにしていた場所です。そのベールを脱いで現れたのが、このメゾンカカオ新本店。ここは単にチョコレートを買う場所ではありません。かつて創業者が一目見て「いつかここで自分の店を」と夢に描いたという歴史的な建物を舞台に、五感をフルに使ってカカオの魅力を探求できる、まったく新しい体験型ストアです。
この場所は、かつてラルフローレンの日本1号店や銀行として多くの人々に親しまれてきました。メゾンカカオはその歴史に深い敬意を払い、銀行時代に機能性を高めるために設置されたエレベーターをあえて撤去。建物の本来持つ風格を取り戻すことからリノベーションを始めるなど、元の建物の良さを最大限に活かしています。
デザインにも、ブランドの物語が込められています。鮮やかなブランドカラーの青は、カカオの故郷コロンビアと、ここ鎌倉の海と空を繋ぐ色。店内の随所に見られる黄色い蝶々のモチーフは、コロンビアで「幸福を運ぶ」とされる言い伝えを表しています。
3フロアで味わう、メゾンカカオの世界
3階建ての店内は、フロアごとに異なるコンセプトで構成されています。まるで物語を読み進めるように、フロアを巡るごとに新しい発見と感動が待っています。
1F:焼きたての香りに包まれる「ライブ感」あふれる空間

1階に足を踏み入れると、甘く香ばしいチョコレートの香りに全身が包まれます。ここは、焼きたてのチョコレートスイーツを五感で楽しむための空間です。
人気なのが、本店限定の生チョコパイ、フォンダン。サクサク、ザクザクのクロワッサン生地に、トロッととろけるビターの生チョコレートクリームをたっぷりと流し込んだ、焼きたてフォンダンパイです。こちらは焼き上がり時間を目指して多くの人が訪れる、人気の一品です。
そして、メゾンカカオの歴史の始まりでもある「生チョコタルト」も見逃せません。これは2015年に小町通りに初めて小さなお店を構えた時、一番最初に販売した原点とも言える商品。コロンビアの様々な産地のカカオを日替わりでブレンドしており、「毎日訪れても違う楽しみがあるように」と、あえて味わいを変えているそうです。
商品が出来上がると店内にベルの音が響き渡り、焼きたての香りが一層広がる。この「ライブ感」あふれる演出が、チョコレートを選ぶ時間をさらに特別なものにしてくれます。

2F:チョコレートのアートギャラリーと特別な「ブルー・ルーム」

2階へと続く階段を上がると、そこはまるでチョコレートのアートギャラリー。創業から積み重なる100以上に及ぶアロマ生チョコレートのコレクション、その全てに出会える場所です。「チョコレートテーブル」と名付けられた中央のカウンターには、メゾンカカオの代表作「アロマ生チョコレート」「ショコラ・コキーユ」「生ガトーショコラ」がそろいます。
壁面にはこれまで生み出されてきたパッケージのアートから着想を得たデジタルアートが壁一面に映し出され、その多様性と美しさに圧倒されます。
店の奥には、創業者の愛馬「ブルー」をテーマにした、完全予約制の個室「ブルー・ルーム」が用意されています。
ここで体験できるのは、チョコレート選びのための、極めてパーソナルな時間。
専属スタッフが付きっきりでゲストの好みや気分を丁寧にヒアリングし、数あるチョコレートの中から、その人にとっての「最適な一品」を導き出してくれます。内容の詳細は、実際に足を運んだ人にしか明かされないのも、この空間ならでは。
買い物というより、ひとつの体験。メゾンカカオの新本店が目指す世界観を、もっとも濃密に味わえる場所です。
かつて鎌倉の武家文化において馬は最大の献上品であり、この建物の歴史(ラルフローレン)にも繋がる「馬」というモチーフ。ブランドにとって大切な物語が詰まったこの空間で、自分だけのチョコレートとの出会いを堪能できます。
3F:鎌倉の夜を彩るレストラン&バー

3階には、ブランド初となるレストランとバーがオープンしました。鎌倉の楽しみ方を一新する特別な空間です。昼は優雅なティーやランチ、そして夜は本格的なレストラン&バー「PIASTRE」として営業しています。
多くのお店が早く閉まる鎌倉で、夜10時まで営業しているのは非常に貴重。提供されるのは、フレンチ・メキシカンという新しい食体験です。ブランド名にある「メゾン(家)」というフランスの文化と、カカオのルーツであるコロンビアの文化を掛け合わせるという、ユニークなコンセプトから生まれました。
茅ヶ崎の自社農園で栽培したフレッシュミントをふんだんに使ったモヒートや、カカオを発酵させて作った爽やかな「カカオビネガーソーダ」など、ここでしか味わえない一杯が、鎌倉の夜を鮮やかに彩ります。
| 店名 | メゾンカカオ鎌倉本店 |
| 住所 | 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1丁目9−33 |
| 営業時間 | 1F 10:00 ~ 18:00 2F 10:00 ~ 18:00 3F 12:00 ~ 22:00/3Fのみ火曜定休 (カフェ・ブランチ:12:00 – 16:00、 ディナー:17:00 – 22:00L.O:各終了時間の60分前) |
| https://www.instagram.com/maisoncacao_official/ | |
| Website | https://maisoncacao.com/ |
2026年のバレンタインは「Bon Voyage(良い旅を)」

バレンタインギフトを探しているなら、今年の限定コレクションはぜひチェックしたいところ。
テーマは「Bon Voyage(良い旅を)」。世界を旅するなかで出会った、忘れられない味や風景がインスピレーションになり、一粒一粒に小さな旅の記憶が閉じ込められています。
たとえば「VACATION」。
レモンオリーブを使ったチョコレートで、太陽をたっぷり浴びたレモンのきりっとした酸味に、軽やかなオリーブオイルが重なります。口に含むと、風が通り抜けるような透明感のある味わい。パッケージに描かれている南イタリアの土地の空気が、ふっと広がる一粒です。
「TIMELESS」は、ロイヤルミルクティーのヴィーガンチョコレート。
フランス・アンティーブで、果てしなく続く海を眺めながら、ゆっくりと進むヨットに身を預ける。そんな“時間を忘れるひととき”が、このチョコレートの原風景だといいます。穏やかで、やさしい余韻が長く残る味わいです。
新作の「生フルール・ショコラ」も見逃せません。
ふわりとやわらかく、その内側から、果実の香りと生クリームの軽やかな甘みが広がります。果実をそのまま頬張ったかのような、みずみずしさが印象的なチョコレートです。

もうひとつ試してほしいのが「エア ショコラ」。
エアリーなスフレのような生マシュマロを、ビターチョコレートでごく薄く包んだ一品です。フレーバーは、さくらんぼ・佐藤錦と、パッションフルーツ。軽やかな食感と、果実の酸味が心地よく、ついもう一つ手が伸びてしまいます。
贈る相手を思い浮かべながら選ぶのもいいし、「これは自分の旅土産」と決めて持ち帰るのも、バレンタインの楽しみ方のひとつ。チョコレートを通して、少しだけ遠くへ出かけた気分になれるラインナップです。
※生フルール・ショコラととエア・ショコラは名古屋店のみでの限定販売
本店だけじゃない。全部巡りたくなる近隣店舗
メゾンカカオが手がける店舗は、新本店だけではありません。鎌倉市内には、徒歩や電車で気軽に回れる距離感で、役割の異なる3つのブランドが展開されています。
メゾンカカオ 鎌倉小町店

ブランドの原点ともいえる一軒。ショコラティエが店内で仕上げる、できたて・焼きたてのスイーツが並びます。なかでも、チョコレートタルトはこの店を目当てに訪れる人も多い定番。“まずはここから”と紹介したくなる、メゾンカカオの基本形です。
| 住所 | 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2-9-7 |
| 営業時間 | 10:00 ~ 18:00 |
| 詳細(公式サイト) | https://maisoncacao.com/shop#maisoncacao-kamakura |
チョコレートバンク

鎌倉駅西口すぐにある、メゾンカカオの姉妹ブランド。コンセプトは「創造すること。魔法のように。」メゾンカカオ本体よりも、実験的で自由度の高い商品づくりを担っています。
「これはメゾンカカオの王道からは少し外れるかもしれない」「でも、この挑戦は面白い」
そんな“冒険”を引き受けるのが、チョコレートバンクの役割。
結果として、ブランド全体の表現の幅を広げる存在になっています。店舗の雰囲気やプロダクトも本店とはかなり異なるので、その違いを体感するのも楽しいポイントです。
| 住所 | 〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町11-8 |
| 営業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
| 定休日 | 月曜 |
| 詳細(公式サイト) | https://maisoncacao.com/shop#chocolatebank |
| Website | https://chocolatebank.jp/ |
カカオハナレ

チョコレートを、日本の文化とどう結びつけるか。その奥行きを探るのが、カカオハナレです。大船のルミネウイング内に店舗を構え、チョコレートもなかやわらび餅、抹茶のテリーヌなど、和のエッセンスを取り入れた商品を展開。洋菓子よりも和菓子派、という人には、こちらがしっくりくるかもしれません。
| 住所 | 〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船1-4-1 大船ルミネウイング3階「スイーツ小町」内 |
| 営業時間 | 10:00 ~ 20:30(平日) 10:00 ~ 20:00(土日祝) |
| 詳細(公式サイト) | https://maisoncacao.com/shop#cacaohanare-ofuna |
新本店を起点に、少し足を伸ばしてほかの店舗へ。同じ“メゾンカカオ”でも、場所と役割が変わると、チョコレートの表情もがらりと変わります。バレンタインの鎌倉散歩は、そんな違いを味わいながら巡ってみるのもおすすめです。
鎌倉のショコラティエは他にも。編集部オススメをご紹介
鎌倉には、チョコレートを扱うお店が他にも点在しています。街歩きの途中で立ち寄りやすい、編集部おすすめの数軒をご紹介します。
ショコラトリーカルヴァ北鎌倉門前
大船発のショコラティエ。大船や北鎌倉に複数の店舗を展開しています。フランス菓子の技術をベースにしたチョコレートや焼き菓子がそろい、地元での信頼も厚いお店です。
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14069823
イル・ド・ショコラ鎌倉店
1990年創業の、湘南を代表する老舗ショコラティエ。チョコレートはもちろん、貝や魚をかたどった焼き菓子など、湘南らしいモチーフの商品も人気です。湘南ゴールドを使った生チョコレートなど、土地の個性を感じるラインナップは、贈り物にもおみやげにも選びやすい。
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14000716
パティスリーMIWA
鎌倉で長く親しまれている洋菓子店。ケーキの印象が強いお店ですが、ショコラも充実しています。ショーケースにきれいに並ぶチョコレートは見ているだけでも楽しく、つい足を止めてしまいます。
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14038031
その日の気分や、贈る相手を思い浮かべながら。鎌倉の街を歩きつつ、チョコレート選びも楽しんでみてください。
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