ーーただいま、と言いたくなる場所。
2025年10月、鎌倉の地元住民に愛されるディープエリア「裏小町」に、新しい居酒屋が誕生しました。店の名は「日本酒ワインとおばんざい」。着物に割烹着姿のおかみ・サナエさんがひとりで切り盛りするお店です。大皿に盛られたおばんざいと、お酒好きのおかみの選りすぐりの日本酒やワインが並びます。
「ただいまと家に帰ってきたような、ほっとする雰囲気で美味しい飯と酒を楽しんでいただきたい」といいます。
カウンターだけのあたたかな空間は、ひとりでふらりと立ち寄るのも、2〜3人でしっぽり飲むのにもぴったり。気づけば長居してしまうような、そんな居心地のよさがあります。

店主のサナエさんは山形県出身で、実家は米農家。これまでさまざまな飲食店で経験を積み、2025年1月からは近隣の店舗で週1回の「間借り酒場」を開いてきました。この秋ついに自分の店を構えることに。「日々の“酒修行”と称して飲み歩くのが何よりの趣味」という、根っからの酒好きです。
店の魅力は、なんといっても“少しずついろいろ食べられる”おばんざい。
常時7〜8種類が並び、好きなものを一品だけ頼むのもよし、少しずつ味わえる「5種盛り」も人気です。小鉢に盛り付けられた彩り豊かな料理は、見た目にも楽しく、どこか懐かしい味わい。
身体にやさしい素材を使ったおばんざいは、食べるほどに心までほぐれていくようです。

そして、ぜひ食べてほしいのが〆の「新米と豚汁セット」。山形にいるサナエさんのお父さんが送ってくれるという新米は、つやつやで粘り気があり、噛むほどに甘みが広がります。自家製みその豚汁には、ごろごろと具がたっぷり。お酒を楽しんだあと、ほっと一息つくには最高の一膳です。
「深夜に、コンビニ飯やラーメン以外の選択肢をつくりたくて」と、サナエさん。そんな想いから生まれた〆ごはんには、優しさが詰まっています。

食事をしっかり楽しむのもよし、おばんざいをつまみにゆっくり飲むのもよし。小町通りのにぎわいから少し外れた“裏小町”で、静かにくつろげる居場所がまたひとつ増えました。
ビルの2階にあるため、少し入りづらく感じるかもしれませんが、心配はいりません。一見さんでも、サナエさんが笑顔で迎えてくれます。
こんな人におすすめ:
- ひとり飲みでも落ち着いて過ごしたい人
- おばんざいをちょっとずつ楽しみたい人
- 夜の鎌倉で、静かな時間を過ごしたい人
| 店名 | 日本酒ワインとおばんざい |
| 住所 | 鎌倉市小町2-9-22 誠友ビル 2-B |
| 営業時間 | 17:00〜24:00 |
| 定休日 | 火、隔週水 |
| アクセス | 鎌倉駅東口徒歩から3分 |
| https://www.instagram.com/o_banzai_kamakura/ |
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